雨に濡れた洗濯物はそのまま干していい?対処方法について解説

外に干していた洗濯物が突然降り出した雨で濡れてしまったという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
そして濡れてしまった洗濯物をそのまま干しても良いものか、悩んでしまう方もいるでしょう。
この記事では、洗濯物が雨に濡れてしまった場合の対処方法について解説します。
洗濯物を早く乾かすための部屋干しのポイントもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
雨に濡れた洗濯物をそのまま放置するのはNG
結論から言うと、雨に濡れた洗濯物をそのまま部屋干しするのはNGです。
その理由として、以下の4つが挙げられます。
- 雨に空気中の汚れが含まれているため
- 雑菌の繁殖により生乾きの臭いの原因となるため
- 泥汚れが付着する可能性があるため
- 酸性雨によって色落ちや変色が起こりやすくなるため
ここでは上記4つの理由についてそれぞれ解説します。
雨に空気中の汚れが含まれているため
雨はただの水のようで、実は空気中のさまざまな汚れが含まれています。
例えば工場や自動車から排出される排気ガスや黄砂、花粉といった大気中に漂うさまざまな微粒子が雨に取り込まれるのです。
どれほど汚れが含まれるかは地域によって異なりますが、綺麗な水ではないことは確かなため、雨に濡れた洗濯物をそのまま干してしまうと汚れが付着した状態になってしまいます。
そして汚れに気付かないままクローゼットやタンスに収納すると、ほかの洗濯物にも汚れが移ってしまう可能性もあります。
雑菌の繁殖により生乾きの臭いの原因になるため
雨に濡れた洗濯物をそのまま放置しておくと、雑菌が繁殖して生乾きの臭いの原因になります。
雑菌は湿気を好むため、湿った状態になっている時間が長引くほど増えやすくなるのです。
そして雑菌が繁殖すると生乾き臭が発生しやすくなります。
少し面倒に感じるかもしれませんが、生乾き臭を防ぐためにも、雨に濡れてしまった洗濯物は洗いなおした方が良いでしょう。
泥汚れが付着する可能性があるため
勢いの強い雨に洗濯物が濡れてしまった場合、泥汚れが付着している可能性があります。
例えばベランダや庭の泥・砂、柵についていたホコリなどが雨によって跳ね上げられ、洗濯物に付着してしまうことがあるのです。
雨によって付着してしまった泥汚れをそのまま放置すると、シミや変色の原因にもなります。
酸性雨によって色落ちや変色が起こりやすくなるため
工場や自動車から排出される化学物質が雨水に溶け込むと、酸性雨になることがあります。
洗濯物が酸性雨に長時間さらされてしまうと、繊維がダメージを受け、色落ちや変色などが起こりやすくなります。
衣類の寿命を縮める原因になるため、付着してしまった化学物質はなるべく早く洗い流すことが大切です。
雨で洗濯物が濡れてしまったときの対処
雨で洗濯物が濡れてしまったときの対処法として以下の3つが挙げられます。
- すぐに洗いなおす
- なるべく早く乾かす
- 洗いなおす時間がない場合の対処法
ここでは上記3つの対処法についてそれぞれ解説します。
すぐに洗いなおす
洗濯物は雨に濡れたまま放置せず、すぐに洗いなおしましょう。
雨による汚れはそれほどしつこいものではないため、通常の洗濯コースではなく、すすぎ1回コースで問題ありません。
この際、すすぎ1回に対応した洗剤を使用することが大切です。
泡切れの悪い洗剤だと洗濯物に洗濯成分が残ってしまう可能性があるため注意しましょう。
すすぎ1回に対応している洗剤でも、量が多すぎると洗濯成分が残ることがあるため、パッケージに記載されている分量を守って使用するようにしてください。
また洗濯物の生乾き臭が気になるようであれば、抗菌洗剤や酸素系漂白剤を使用するのもおすすめです。
なるべく早く乾かす
雨で洗濯物が濡れてしまったらすぐに洗濯し、なるべく早く乾かすことが大切です。
部屋干しをする際は部屋の湿度を下げる、洗濯物同士の間隔をあけるなど、干し方を工夫しましょう。
洗濯物を早く乾かすための部屋干しのポイントは後述するため、ぜひ参考にしてみてください。
洗いなおす時間がない場合の対応
雨に濡れてしまった洗濯物はすぐに洗いなおすのが望ましいですが、どうしてもその時間がない場合は、なるべく早く乾かすようにしましょう。
洗濯物は湿っている状態が長引くほど雑菌が繁殖し、嫌な生乾き臭が発生しやすくなります。
除湿器やエアコンの除湿機能、扇風機の風などを活用し、洗濯物が早く乾くようにしましょう。
洗濯物を早く乾かすための部屋干しのポイント
洗濯物を早く乾かすための部屋干しのポイントは以下の通りです。
- 乾きやすい場所で洗濯物を干す
- 洗濯物同士の間隔をあける
- エアコンや扇風機を使用する
- 除湿器で部屋の湿度を下げる
- 乾きにくい洗濯物は裏返して干す
乾きやすい場所で洗濯物を干す
部屋干しで洗濯物を早く乾かすためには、乾きやすい場所で干すことが大切です。
空気が動きやすい場所は洗濯物が乾きやすいため、以下のような場所で干すとよいでしょう。
- お風呂場
- 洗面所
- 広めの部屋の中央
- 高い場所
部屋干しするときはなるべく窓やドアを開け、湿気が室内にたまらないようにするのがポイントです。
また部屋干しに向かない部屋の特徴として、寝室や畳の部屋、本がたくさん置いてある部屋などが挙げられます。
これらの部屋は布団や畳、本が湿気を吸収するため、洗濯物が早く乾きやすいです。
しかし湿気を吸った布団や畳などにカビが生える恐れがあり、それが生活に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、なるべくこれらの部屋は避け、お風呂場や洗面所など乾きやすい場所で洗濯物を干すようにしましょう。
洗濯物同士の間隔をあける
部屋干しで洗濯物を早く乾かすためには、洗濯物同士の間隔をあけて干すことが大切です。
洗濯物同士の間隔が狭いと、空気の流れが悪くなり、乾くまでに時間がかかってしまいます。
洗濯物同士の理想の間隔は10〜15cm程度で、なるべく生地の薄いものと厚いものを交互に干すようにすると風通しが良くなります。
均等に洗濯物を干すためのアイテムなどもあるため、そういった便利アイテムの活用も検討してみるとよいでしょう。
また洗濯物によって干し方を工夫するのも大切です。
例えばジーンズやスカートはそのままハンガーに干すのではなく、筒状に広げて干すと空気の通りがよくなります。
パーカーはフード部分を広げて干す、バスタオルはピンチハンガーを使ってじゃばら干しをするなど、干し方を工夫してみましょう。
エアコンや扇風機を使用する
部屋干しで洗濯物を早く乾かすための方法として、エアコンや扇風機を使用する方法も挙げられます。
エアコンや扇風機で部屋の空気を循環させることで、より効率よく乾かせます。
扇風機やサーキュレーターを使用する場合は、空気の通り道を作れる場所に設置するのがポイントです。
洗濯物に対して扇風機を平行に向けて、洗濯物同士の間を通すようにして風を当てましょう。
風の強さは弱風で十分ですが、部屋の広さに合わせて調整してみてください。
除湿器で部屋の湿度を下げる
部屋干しで洗濯物を早く乾かすためのポイントとして、除湿器で部屋の湿度を下げることも挙げられます。
除湿器やエアコンの除湿機能を使用することで、部屋の湿度を下げ、より洗濯物が乾燥しやすい環境にできます。
特に湿気の多い季節には重宝するため、一台は持っておいて損はないでしょう。
また浴室乾燥機がある場合は、そちらを有効活用するのもおすすめです。
湿気が少なく、かつ風通しも良い環境で洗濯物を干せるため、部屋干しの強敵である生乾き臭が発生しにくくなります。
乾きにくい洗濯物は裏返して干す
洗濯物を早く乾かすためには、乾きにくい洗濯物は裏返して干すのも大切です。
例えばジーパンなどのパンツ類や厚手のパーカーなどは、ハンガーにただ干すだけだと乾きづらく、生乾き臭が発生することがあります。
全体を裏返して干すとポケットや生地が重なっている部分の風通しが良くなり、部屋干しでも乾きやすくなります。
またトップスは洗濯直後だと前後の生地が張り付いてしまっているため、必ず剥がしてから干すことが大切です。
洗濯物を干すハンガーにもさまざまな種類があるため、洗濯物を効率よく乾かせるようなアイテムの購入を検討してみるのも良いかもしれません。
まとめ
雨に濡れてしまった洗濯物をそのまま放置すると、汚れが付着していたり生乾き臭の原因となったりすることがあります。
そのためなるべく早く洗濯しなおすことが大切です。
洗濯物を部屋干しする際は、今回解説した5つのポイントを参考にしてみてください。
また部屋干し臭が気になる場合は、株式会社スリーケーの『部屋干し除菌・消臭 部屋干しバイオくん』がおすすめです。
すすぎ後も衣類の雑菌を抑制して消臭効果をキープするため、嫌な部屋干し臭が残りにくい洗剤となっています。
ぜひこの機会に購入をご検討ください。