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犬の尿の臭いを消す方法には何がある?場所別の使い方など詳しく紹介

犬の尿の臭いを消す方法

犬の尿は、掃除しただけでは臭いまでは消えない場合があります。

臭いを取るためにしたことが、かえって臭いをこびり付かせる原因になってしまっているケースもあり、注意が必要です。

この記事では、犬の尿の臭いを消す効果のあるアイテムや、臭いを消したい場所別の消臭方法などを紹介します。

「あきらめていたけど、もう少し臭いを消したい」と思っている人は参考にしてください。

犬の尿の臭いを消す効果があるアイテム

犬のおしっこの臭いの原因は以下の4つです。

  • アンモニア
  • ホルモン(マーキング)
  • 細菌
  • 尿酸

特にアンモニアは処理しきれず残った成分が時間の経過で濃縮され、刺激性のガスに代わり、悪臭となります。

このような臭いの原因に適したアプローチができるアイテムを使用することで、犬のおしっこの臭いを効果的に軽減できます。

ここでは、犬のおしっこの臭いを消す効果がある洗剤や消臭剤などのアイテムを紹介します。

気軽に使えるものもあるため、ぜひお試しください。

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重曹

重曹(炭酸水素ナトリウム)は洗浄・消臭効果があり、犬に悪影響を与える可能性が低いため、尿の臭いを消すときに特におすすめです。

水100mlに対して重曹小さじ1杯をしっかり溶かして、スプレーボトルなどにいれておくと、粗相を見つけ次第すぐに対処できます。

犬が舐めないように見張ることが可能なら、重曹を直接振りかける方法もあります。

食品用としてベーキングパウダーがよく知られている重曹は犬に対しても安全性が高く、臭いや湿気を吸着する効果があるため、常備してもいいでしょう。

クエン酸

犬のおしっこは粗相をしてから時間の経過によってアンモニアが濃縮されるため、クエン酸による中和が効果的です。

クエン酸は酸性であり、犬のおしっこの臭い成分であるアンモニアはアルカリ性であるため、中和することで洗浄・消臭できます。

水200mlに対しクエン酸小さじ1杯をよく溶かしてスプレーボトルに入れて使用し、水の代わりに40℃程度のお湯を使うと効果があがります。

濃度が濃いと皮膚や目に害がある場合があるため、手作りする際は水との比率に気をつけましょう。

クエン酸がない場合、どこの家庭にもある酢でも同様の効果があります。酸性のため、消臭のしくみとしてはクエン酸と同じ中和作用です。

水100mlに対して酢25mlを溶かしてスプレーボトルに入れて使用でき、殺菌作用もあるため菌の動きを抑制します。

酢の匂いが気になるかもしれませんが、しっかり乾かせば気にならなくなります。

少し多めにスプレーした方が効果的です。

犬専用の洗剤・消臭剤

犬のおしっこの掃除には通常の住居用ではなく、犬専用の洗剤や消臭剤を使用するのがおすすめです。

犬のおしっこを分解しやすい成分や、万が一犬が掃除後に舐めてしまうことがあっても問題がない成分などで作られています。

洗浄と除菌・消臭と、複数の効果があるものも数多く揃っているため、犬を飼っている家庭であればきっと頼りになるでしょう。

酵素入りの洗剤・消臭剤

酵素入りの洗剤や消臭剤は、臭いの原因物質であるアンモニアに直接アプローチして分解することで消臭効果を発揮します。

一般的な消臭剤は臭いの原因菌を除菌して消臭しますが、原因物質が落としきれていないと、湿気の多い梅雨時や夏場などに『匂い戻り』することがあります。

酵素入りの洗剤や消臭剤は、尿のアンモニアやたんぱく質を分解し、さらに酵素系の洗剤はすすぎが不要であるため、洗濯できないものや場所に粗相をした際の掃除がしやすいです。

株式会社スリーケーの『除菌と消臭 達人ミスト』は天然酵素の力で犬のおしっこ臭の元を分解し、除菌・抗菌効果もあるためおすすめです。

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業者に依頼する

さまざまな方法で試してみても臭いがとれなかった場合は、ペット臭に対応しているハウスクリーニング業者に依頼するのも手です。

部屋のどこから臭っているのか分からない場合や、フローリングなどに深く染み込んでしまっている場合などは素人ではどうにもなりません。

大理石などは処理を間違うと溶けてしまうこともあり、業者でなければ対応できないケースは少なくありません。

費用については部屋の広さによりますが、8畳程度で約20,000~30,000円、通常のハウスクリーニングに比べると約2倍ほどです。

あまり深く臭いが染み込んでしまうと、業者でも除去ができない場合があるため、依頼するなら早いうちがいいかもしれません。

犬の尿の臭いを消したい場所と消臭方法

犬の尿の臭いを消す方法

犬のおしっこの匂いがついた場所によって、洗えたり洗えなかったり、掃除方法や消臭方法・効果のある消臭剤などに違いがあります。

おしっこを見つけたら早めに掃除するのが理想ですが、なかなか落ちない臭いを落とす場合もまずはしっかり洗浄し、除菌するのが基本です。

ここでは、臭いを消したい場所別の消臭方法を紹介します。

洗えるものは洗濯

カーテンやカバー類など、布製で洗濯できるものは洗いましょう。

洗濯洗剤にも犬やペット専用のものが販売されています。犬の皮脂や汚れに対応しているため、人間用の洗剤よりも高い効果が期待できます。

おしっこをしてすぐであれば通常の洗濯で落ちますが、何度洗ってもなかなかとれない臭いの場合は、重曹や酸素系漂白剤に30分から1時間ほど浸け込んでから洗ってみましょう。

洗濯機に、犬のおしっこがついたものを直接入れて洗うのが憚られる場合は、汚れたところだけ先に揉み洗いしてゆすいでから、通常の洗濯をするのがおすすめです。

洗えない場所の場合

カーペットやラグ、マットレス・ソファーなど洗えないものの消臭は、叩き拭きをしましょう。ゴシゴシと擦ると、汚れを広げてしまいます。

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壁も素材によってはカーペットと同じようにする必要があります。

おしっこをした場合はしっかり吸い取ったあとに行いましょう。

洗えない場合の消臭方法は以下です。

消臭スプレー

  • 市販のスプレーは指示通りに
  • クエン酸や重曹・酢のスプレーは、スプレー後に拭き取る

専用洗剤の場合

  1. タオルに洗剤を含ませ、トントンと叩く
  2. 丁寧に繰り返す
  3. 水分を含ませて固く絞ったタオルで同じようにトントンと叩くように繰り返す
  4. 消臭剤をスプレーする
  5. 乾かす

重曹(粉末)

  1. 汚れた部分に粉を直接振りかけて、ブラシなどで擦る
    (壁の場合はスプレーを使う)
  2. 30分程放置する
  3. 重曹を掃除機で念入りに吸い取る

まずは消臭スプレーなどで試してみて、まだ臭いが残るようなら専用洗剤や重曹(粉末)の方法を試してみましょう。

重曹はそれ自体に除菌・消臭効果があるため、粉を吸い取って終わりです。処理中に犬が舐めないように注意しましょう。

乾かす際のドライヤーは、熱が加わるとアンモニアやたんぱく質成分が固まる可能性があるため、おすすめしません。

フローリングの場合

フローリングの場合、ただおしっこを拭いただけでは染み込んでしまうため、きちんと洗浄剤を使って掃除しましょう。

  1. おしっこを拭き取る
  2. 専用洗剤で、歯ブラシなどを使いしっかり掃除
  3. 水拭きする
  4. 消臭スプレーを吹きかける

落ちない臭いには2から行ってみましょう。

洗剤の代わりにクエン酸・重曹スプレーを使用する場合は水拭きせず、最後に乾いた布で拭き取って乾かします。

ワックスをしていないフローリングの場合、シミになってしまうと業者でも消せない場合があるため、犬を飼うならワックスをした方がいいでしょう。

ワックスをしていて、犬のおしっこにより白くなってしまった場合は、ワックスが薄くなっている可能性があるため、塗り直してみましょう。

畳の場合

畳の場合は擦ると畳の目にどんどん染み込んでしまうため、カーペット同様、とんとんと叩くように処理します。

畳の場合の処理は以下です。

熱湯

  1. おしっこを吸い取る
  2. 小麦粉やベビーパウダー・塩などを撒いて水分を吸わせる
  3. 熱湯を少しずつかける
  4. 乾いた布でよく拭き取る
  5. しっかり乾燥させる

消毒用エタノール

  1. 臭いが残っている部分に吹きかける
  2. 歯ブラシ・スポンジなどで擦る

クエン酸

  1. クエン酸スプレーを吹きかける
  2. すぐに乾燥させる

熱湯での処理は消臭効果が高いですが、臭い戻りする可能性があります。

消毒用エタノールは畳のお手入れには適していますが、揮発しないうちに犬が舐めないように注意してください。

そして畳はアルカリ性に弱く、重曹やアルカリ性洗剤を使用すると変色したり傷んだりする恐れがあるため気をつけましょう。

まとめ

犬の粗相を発見したら、放置せずに速やかに処理することが一番の臭いの予防です。

「忙しいからとりあえず拭くだけ拭いておこう」では、臭い菌はどんどん増えていき、奥まで染み込んでしまいます。

洗剤を使用して洗えなくても、除菌くらいはできたらいいですね。

株式会社スリーケーの『除菌と消臭 達人ミスト』は天然酵素の高い除菌・抗菌効果によって24時間ウイルスを抑制する、防衛省でも採用実績がある除菌・消臭剤です。

犬のおしっこの掃除後の除菌、普段の臭い防止にも吹きかけるだけ。ペットに直接かかっても安心です。

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