ペットの消臭スプレーは安全なものがおすすめ!選び方や手作り方法など紹介
ペットを飼っていると、
「お客様が臭いと思ってないかしら…?」
「自分だとにおいに気づいてないかも…」
など、可愛い反面にさまざまな悩みがありますが『におい』はそのなかで大きな割合を占めています。
『消臭スプレー』は、毎日の掃除や粗相の度に片手でシュッと使いやすく、手軽なにおい対策として幅広く利用できるアイテムですが、ペットのためには安全なものを選ぶことが大切です。
この記事では、においが気になるペットや気になる原因、市販品の選び方や手作りできる天然成分など、ペットの消臭スプレーを利用する際に役立つ情報を紹介します。
目次
においが気になるペット
ペットとして人気がある動物のなかで、においが気になるといわれているのは、やはり犬と猫でしょう。
実はペットのにおいというのは、どのペットでも気になるほど臭いわけではありません。
ペットとして飼われているポピュラーな動物は以下です。
- 犬
- 猫
- インコ・文鳥などの鳥類
- うさぎ
- ハムスター
- モルモット
- ハリネズミ
- フェレット
- 亀やトカゲなどの爬虫類
- 金魚・熱帯魚などの魚類
並べてみると種類が多彩ですが、このなかでも特ににおいが気になるとされる動物は、犬・猫とフェレットです。
その他の動物についてはにおいが少なく、排泄物の対処をしっかりとしていれば気になるほどではありません。
フェレットは元々スカンクのような強いにおいを発する腺がありますが、ペット用に関しては腺が除去されています。
体臭が『ジャコウ臭(ムスク)』のため、気になる人はいるかもしれませんが、排泄物に関しては殆ど臭いがないといわれています。
このように、においが気になって特別な対策が必要になる代表的なペットは、私たちに最もなじみが深い、犬と猫であるといえます。
ペットのにおいが気になる原因
ペットのにおいが気になる場合、ペットの種類やにおいの元、どこににおいがつくのかなど、さまざまな原因があります。
ペットのにおいが気になる原因を紹介します。
猫の尿臭は強烈
猫の尿にはアンモニアの元となる尿素の他に、他の動物にはない成分である『フェリニン』と、フェリニンの合成に関わりがある物質『コーキシン』が含まれています。
アンモニア臭がにおうのはどの動物でも同様ですが、猫が生成するフェリニンは空気に触れるとスカンクも分泌する『チオール』に分解されるため、猫の尿臭を独特なものにします。
縄張りを示したりメス猫を引き寄せたりするための物質といわれていて、去勢されていないオス猫の尿が特別臭いのはそのためです。
他にも、猫は『スプレー行為』といって、ただでさえ強烈な臭いの尿で、壁や家具などの垂直の場所にマーキングを行います。
猫の消臭にはこの尿臭の攻略が必須といえるでしょう。
犬は犬種によってもにおいが違う
犬のにおいで気になるのは排泄物のにおいの他に、猫には殆どないといわれる体臭です。
犬の汗は脂っぽく、においに関連するアポクリン汗腺が全身にあるため、汗をかくと皮膚表面の雑菌により分解され、においが発生します。
あわせて、人間と同じような加齢臭もあるため、年齢によってにおいが強くなることもあります。
そして犬は犬種の大きさや毛質・皮膚のたるみや涙やけのしやすさなどによって、においの強さや種類に違いがあります。
一例として、特ににおいが強いといわれている犬種はパグやフレンチ・ブルドッグ、ポメラニアンなど、逆にあまりにおわないのはイタリアン・グレーハウンドやチワワ、プードルなどです。
犬は被毛量が多いせいで通気性が悪くどうしてもにおいやすくなるため、ブラッシングやシャンプーなどで毛を手入れする必要があります。
トイレのにおい
部屋でペットの臭いが気になる場合、恐らく一番の原因といえるのはトイレとトイレまわりといえるでしょう。
においが気になるのであれば、排泄物をすぐ片付ける・こまめな掃除を行うなどは外せない対策です。
他にも排泄したものを踏んだり、外したり飛び散ったりすることで、トイレまわりのマットやカーペットなども汚してしまった場合、放置すると空気中ににおいが漂ってしまいます。
そしてペットのトイレは殆どがプラスチック製で、意外とにおいが取れにくく、そうなると消臭スプレー程度では対処できなくなります。
何度掃除をしてもにおいが取れないようであれば、トイレごとの買い替えの検討も必要です。
部屋がにおうときはまずトイレを清潔に保ちましょう。
布製品に染みつくにおい
犬は体臭がにおう特徴がありますが、カーペットやソファー・ベッドなどでくつろいだり転がったりすることで、布製品ににおいが移ります。
その他にも、歯磨きなどのくちのお手入れをしていないと、口臭の原因となり、その口であちこちを舐めたりすることでも、においの原因となります。
家でペットを飼うと、その行動範囲に何かしらのにおいがつくのは避けられません。
排泄臭・体臭・口臭など、においの原因となるものやにおい移りする原因も場所もさまざまですが、手軽に洗える・掃除できる場合と、簡単には洗えない場合があります。
そういった場所のにおいを取るときのためにも、消臭スプレーは大変便利です。
手作りできるペット用消臭スプレー
家庭での消耗が激しそうな消臭スプレーは、家にあるものや手に入りやすい天然成分などで手作りすることができるため、コスパもよく安全です。
手作り消臭スプレーは以下の点に注意して作り、使用しましょう。
- ペットに対して直接使わない
- 1ヶ月以上の作り置き・保管はしない
- 濃くしすぎず、分量を守って作る
手作りできるペットのための消臭スプレーを紹介します。
重曹
重曹は別名を炭酸水素ナトリウムといい、油脂などの汚れを浮かしやすくするため、布製品の浸け置き洗いに適しており洗剤替わりにも使用できます。
食品用の重曹といえばベーキングパウダーがよく知られ、においが防げるうえペットにも安全です。
作り方は水100mlに対して重曹小さじ1杯をしっかり溶かします。粒子が細かいため、スプレー容器にいれて使用するのに適しています。
クエン酸
クエン酸はアンモニア臭の軽減によく効く酸性の成分で、洗浄成分としても重曹と同様に注目を集めています。
クエン酸はペットが舐めても健康に影響が出にくいですが、濃度が濃すぎると皮膚や目に害を及ぼす場合があるため、手作りする際は水との比率を守りましょう。
水200mlに対しクエン酸小さじ1杯を入れて溶かします。水の代わりに40℃程度のお湯を使うと洗浄・消臭効果が上がります。
酢
さまざまな使い方がある酢ですが、ペットの悪臭を中和させてニオイを抑える効果があります。
市販の消臭剤にも、木酢液や竹酢液が効果的な天然成分として販売されているほど、酢の力はさまざまな使い方をされています。
酢のスプレーは乾くまではにおいが気になりますが、しっかり乾燥すればにおいは消えます。
水100mlに対して酢25mlを入れて混ぜます。スプレーは多めにかけたほうが効果があります。
市販の消臭スプレーを選ぶときのポイント
ペット用・犬用・猫用と、便利な市販品も安心して使えるものが揃っています。
市販の消臭スプレーを選ぶ際のポイントを紹介します。
ペット用消臭スプレーで押さえたいポイント3つ
市販のペット用消臭スプレーを選ぶ際は『成分』『効果』『その他の機能』をよく吟味しましょう。
成分を見る際は、以下の点に注意しましょう。
- 安全性の高い成分
- アレルギー物質が含まれていない
- 猫用には精油系を含まない
- 無香料
成分に関しては安全性の高さを優先し、きつい香りなどは害がなくても避けたほうが、特に鼻の利く犬にとっては安心です。
効果の程度や持続時間がどのくらいかについては、できればテストなどの効果実証やデータが確認できるものがいいでしょう。
その他には、消臭以外の機能があるものを選ぶと便利です。例えば、洗浄や除菌スプレーの効果もあるものを選ぶと、あれこれ揃えなくてもボトル1本で済ますことができます。
そしてこまめに使うことを考えると、コスパがいいものを選ぶことも忘れないようにしましょう。
においの成分を分解する酵素がおすすめ
落としきれないにおいの原因をしっかりと消臭するには、においの成分を分解して消臭する必要があります。
においが一時収まっても、においの成分が残っている場合、湿気の多い日などに『におい戻り』をすることがあります。
そのような場合はにおいの原因であるアンモニアやたんぱく質(猫のにおいの原因のチオールなど)を分解して消臭する酵素がおすすめです。
株式会社スリーケーの『除菌と消臭 達人ミスト』は天然酵素の力で長時間持続する抗菌力があり、ペットに直接かかっても安全性に問題ありません。
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まとめ
大切な可愛いペットに使用しても安心できるにおい対策をするためには、安全性や効果の高い成分を優先して選ぶ必要があります。
そして消臭スプレーの効果を十分に発揮するためには、その前にしっかりとにおいの元となる汚れを落としてから使用し、スプレー後は十分に乾燥させることも大切です。
ペットの種類や消臭したいにおいに合った消臭スプレーを選択し、上手に使いましょう。
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