×

パンツの臭いが取れない!その原因と臭いを落とす方法について解説

広げられたパンツの写真

何度洗っても取れないパンツや衣類の臭いにお悩みの方は多いのではないでしょうか。

臭いを落とすためには、その臭いの原因と適切な対処法を知っておくことが大切です。

この記事では、パンツの臭いを取る方法について詳しく解説します。

衣類につく悪臭を予防する方法もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

パンツの臭いが取れない原因

畳まれたパンツの画像

パンツや衣類の臭いが取れない主な原因は、洗い残ってしまった皮脂や汗です。

皮脂や汗が衣類に残ることで雑菌が繁殖し、悪臭の原因となります。

さらに具体的な原因としては、以下の5つが挙げられるでしょう。

  • 繊維の奥まで汗や皮脂が浸透している
  • 洗濯物を放置してしまっている
  • 洗剤や柔軟剤の入れすぎ
  • 生乾き
  • 洗濯槽が汚れている

ここでは上記5つの原因についてそれぞれ解説します。

繊維の奥まで汗や皮脂が浸透している

衣類の臭いが取れない原因として、繊維の奥まで汗や皮脂が浸透していることが挙げられます。

洗濯では衣類の表面についた汚れは落とせるものの、繊維の奥まで入り込んでしまった汗や皮脂は完全には洗い落とせないことがあるのです。

特に吸水性が高い素材であるほど、こうした事態が起こりやすくなります。

そして汗や皮脂が残ってしまうと、それをエサに雑菌が繁殖し、悪臭の原因となります。

洗濯物を放置してしまっている

洗濯後の洗濯物を洗濯槽や洗濯かごに長時間放置してしまうと、臭いの原因となることがあります。

雑菌は湿度60%以上、温度20〜30度の環境で爆発的に増殖するとされており、洗濯後の洗濯物は雑菌が繁殖しやすい状態となっているのです。

洗濯物が密集した状態で放置していると雑菌が増殖し、生乾き臭の原因となります。

季節によって洗濯後のタイムリミットは異なりますが、夏場は1時間、冬場は2時間程度が目安です。

上記の時間を超えて洗濯物を放置して臭いが発生した場合は、洗いなおすことをおすすめします。

洗剤や柔軟剤の入れすぎ

衣類の臭いは洗剤や柔軟剤の入れすぎが原因で発生する場合もあります。

洗剤や柔軟剤を入れすぎると、洗剤が洗い落とされず衣類に付着したままになってしまうことがあるのです。

そして衣類に付着した洗剤は雑菌の餌となり、雑菌の増殖によって臭いの原因となります。

生乾き

衣類の悪臭の原因となるのが、きちんと洗濯物が乾いていないまま取り込んでしまったときに起こる生乾き臭です。

部屋干しは洗濯物が乾くまでに時間がかかるため、生乾き臭が発生しやすくなります。

乾かす場所にも注意が必要です。

洗濯槽が汚れている

衣類の臭いの原因として、洗濯槽が汚れていることが挙げられます。

洗濯をした際に溶け残った洗剤や衣類の汚れなどによって、洗濯槽にカビやヌメリが発生することがあります。

特に乾燥機能のついていない洗濯機は湿気が溜まりやすく、カビや雑菌も繁殖しやすいため注意が必要です。

長期間洗濯槽の掃除を行っていない場合は、それが洗濯物の臭いの原因となっている可能性があるでしょう。

パンツについてしまった臭いを取る方法

臭いのついたパンツを手洗いしている女性の手元の画像

パンツについてしまった臭いを取るためには、雑菌を除去する必要があります。

具体的な方法は以下の通りです。

  • 酸素系漂白剤につけ置きする
  • 弱アルカリ性洗剤を使用する
  • 40~50度のお湯で洗濯する
  • 乾燥機を使用する
  • 煮沸消毒する

ここでは上記5つの方法についてそれぞれ解説します。

酸素系漂白剤につけ置きする

衣類についた臭いを取る方法として、酸素系漂白剤につけ置きする方法が挙げられます。

酸素系漂白剤は過酸化水素や過炭酸ナトリウムが配合された漂白剤で、衣類の繊維を傷めることなく汚れや雑菌を落とすことが可能です。

漂白剤には塩素系漂白剤もありますが、そちらは色物に使うと色落ちの原因となるため注意しましょう。

40〜50度のお湯に規定量の酸素系漂白剤を入れてよく混ぜ、そこに臭いを取りたい衣類を入れてつけ置きます。

つけ置き時間は20〜30分程度で、その後はつけ置きしていたお湯ごと洗濯機に入れ、通常通り洗濯します。

ただし酸素系漂白剤は洗浄力が強いため、シルクやウールといったデリケートな素材には使えません。

漂白剤が使用可能な素材かどうかは、衣類の洗濯表示を見るとわかるため、洗濯をする前に確認しておきましょう。

弱アルカリ性洗剤を使用する

衣類についた臭いを取る方法として、弱アルカリ性洗剤を使用する方法が挙げられます。

衣類の臭いの原因となる皮脂や汗は、弱アルカリ性の洗剤を使うことで落ちやすくなる。

これは、皮脂が酸化してできた脂肪酸(臭いの原因の一つ)を分解しやすくするほか、界面活性剤を含む洗剤の場合は、乳化作用や汚れを浮かせて洗い流しやすくする効果も加わるため、より効果的に洗浄できるため消臭につながりやすくなります。

弱アルカリ性洗剤にはナチュラル洗剤としては、重曹やセスキ炭酸ソーダなどもあり、ドラッグストアや通販サイトなどで簡単に入手できます。

これらも、界面活性剤ではありませんが、消臭効果が得られる洗剤の一つです。

洗浄力が強く汚れが落としやすい一方で、生地を傷めやすいデメリットもあるため、デリケートな素材には使用しないようにしましょう。

40~50度のお湯で洗濯する

雑菌は高温に弱いため、40〜50度のお湯で洗濯すると綺麗に臭いや汚れが落ちやすくなります。

お風呂の残り湯には雑菌がたくさん含まれているため、可能な限り綺麗なお湯を使用することをおすすめします。

節約のために残り湯を使用したい場合は、『洗い』までにとどめ、すすぎからは綺麗な水を使用するようにしてください。

またあまりに高温だと衣類が痛めてしまう恐れがあるため、温度には注意が必要です。

乾燥機を使用する

衣類についた臭いを取り除く方法として、乾燥機を使用するのもおすすめです。

衣類の臭いの原因となる雑菌は60〜70度の高温環境に1分以上さらされると死滅するため、乾燥機を使用することで気になる臭いを取り除けます。

ただし乾燥機の種類によっては、十分な温度まで上がらず、雑菌が死滅するに至らない場合があります。

特にヒートポンプ式の乾燥機は65度程度まで上がらない場合もあるため、説明書をあらかじめ確認しておきましょう。

また乾燥機を使用した後は、すぐに洗濯することが大切です。

乾燥機によって死滅した菌が衣類に付着した状態となっているため、すぐに洗濯して雑菌の繁殖を防ぎましょう。

煮沸消毒する

衣類の臭いを取り除く方法として、熱湯で煮沸消毒する方法が挙げられます。

大きめの鍋に大量のお湯を沸かし、そこに少量の酸素系漂白剤と臭いを取りたい衣類を入れ、3〜10分間程度中火で煮ましょう。

その後火を止めて冷まし、通常通り洗濯します。

ただし、生地を傷めてしまうことがあるため大切な衣類の煮沸消毒は避けましょう。

衣類に臭いがつくのを予防する方法

青空の下で干されている洗濯物の画像

衣類に臭いが付くのを予防する方法は以下の通りです。

  • 洗濯物はため込まない
  • 洗濯後はすぐに干す
  • 乾燥しやすい環境で洗濯物を乾かす
  • 洗濯洗剤や柔軟剤は適量を守る
  • 定期的に洗濯槽を掃除する
  • 乾きやすい素材の衣類を選ぶ
  • 排泄物の汚れがついた下着とは分けて洗う

ここでは上記の予防方法についてそれぞれ解説します。

洗濯物はため込まない

衣類に臭いが付くのを予防するためには、洗濯物をため込まないことが大切です。

洗濯物をため込んでしまうと雑菌が繁殖し、汚れが落ちにくくなります。

特に湿った衣類は雑菌が繁殖しやすいため、汗のついた衣類やバスタオルはすぐに洗濯しましょう。

洗濯後はすぐに干す

洗濯後の洗濯物を放置するのも臭いの原因となるため、洗濯が終わったらすぐに干すようにしましょう。

夏場は1時間、冬場は2時間以内に干すようにし、洗濯槽や洗濯かごに長時間放置しないように注意してください。

また通気性の良い洗濯かごを使用するのも、臭い予防になるためおすすめです。

乾燥しやすい環境で洗濯物を乾かす

洗濯物を乾かす際は、乾燥しやすい環境に干すことが大切です。

洗濯物が乾きやすい環境は『風通しが良い』『湿度が低い』『温度が高い』の3つのポイントを満たす環境です。

具体的にはお風呂場や洗面所、広めの部屋の中央、高い場所などが挙げられます。

部屋干しする際は、なるべく窓やドアを開けて湿気が室内にたまらないようにしましょう。

洗濯洗剤や柔軟剤は適量を守る

洗濯洗剤や柔軟剤の使いすぎはすすぎ残しの原因となるため、必ず適量を守って使用しましょう。

適量はパッケージに記載されているため、洗濯をする際は確認することが大切です。

洗剤や柔軟剤の適量は洗濯物の量によって異なるため、その点にも注意が必要となります。

定期的に洗濯槽を掃除する

洗濯槽にカビが生えることで衣類に臭いが発生することがあるため、定期的に掃除しましょう。

1か月に1回、最低でも2か月に1回は掃除したほうが良いです。

ただし使用する洗剤の種類によって推奨される頻度が異なるため、パッケージに記載されている使用方法をよく確認しましょう。

乾きやすい素材の衣類を選ぶ

洗濯物は乾くまでに時間がかかるほど、雑菌が繁殖して臭いが発生しやすくなってしまいます。

そのため乾きやすい素材の衣類を選ぶのも、臭い予防の一つの方法です。

乾きやすい素材として、ポリエステルや綿が挙げられます。

これらの素材は吸湿性と乾きやすさのバランスに優れているため、衣類の臭いにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

排泄物の汚れがついた衣服とは分けて洗う

小さな子どものいる家庭や介護の現場では、排泄物によって衣服に尿臭や便臭がついてしまうことがあります。

これらの汚れ物は他の衣類と一緒に洗うと臭いが移ってしまう可能性があるため、分けて洗うことが大切です。

汚れのひどいものは、洗濯機に入れる前に手洗いである程度汚れを落としておきましょう。

まとめ

パンツの臭いが取れないときの対処方法として、酸素系漂白剤につけ置く方法、弱アルカリ性洗剤を使用する方法、煮沸消毒する方法などが挙げられます。

また一度衣類の臭いが取れても、原因となっている習慣を改善しないとまた臭いが発生してしまう可能性があります。

洗濯物はため込まない、洗濯後はすぐに干す、乾燥しやすい環境で洗濯物を干すなど、日ごろの洗濯習慣も見直してみましょう。

部屋干しの臭いを防ぐためには、株式会社スリーケーの『部屋干し除菌・消臭 部屋干しバイオくん』がおすすめです。

善玉菌による酵素が繊維にしっかり定着することで、悪臭の原因となる雑菌の繁殖を防げるため、気になる部屋干し臭のストレスから解放されます。

部屋干し臭にお悩みの方は、ぜひ購入をご検討ください。