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大掃除でキッチンの頑固な汚れをスッキリさせる掃除方法を場所別に徹底解説!

キッチン 大掃除

大掃除の季節、汚れているのはわかっていてもつい後回しになりがちな「キッチン」。

普段、なかなか細かいところまで掃除する機会がないからこそ、どのように掃除をすればいいのかわからない方も多いと思います。

この記事では、キッチンの大掃除を効率よく進めるための掃除方法や手順、来年の大掃除を楽にするためのポイントなどを、場所別に詳しく解説していきます。

キッチンの大掃除は「上から下」が鉄則!

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キッチンは、ついつい汚れを放置しがちな場所で、大掃除の時期にどこから手をつけていいのかわからない方も多いと思いますが、効率よくキッチン周りの掃除を進めるには「上から下」に向かって掃除をするのが鉄則です!

キッチンは毎日使うことが多い場所ですが、使用している箇所だけではなく、普段見ないところも汚れがついており、気をつけていても掃除中に汚れが下に落ちてしまうことがあります。

一度掃除した場所にほこりなどの汚れを落とさないためにも、換気扇のような高い位置のものから掃除していきましょう。

また、換気扇やコンロ、シンクの排水管などは、汚れが頑固なのでつけ置きをしなければならない場合があります。

時間がかかりそうな汚れがある場所も、始めのうちに終わらせておくと効率よく掃除を進めることができます。

場所別に解説!キッチンの汚れをきれいにする方法

キッチン 大掃除

それでは、具体的にどのようにキッチンを掃除すれば、1年間溜めてしまった頑固な汚れをスッキリ落とすことができるのでしょうか。

大掃除で掃除するときに、特に悩まれる方が多いのが下記のような場所です。

  • 換気扇
  • コンロ
  • シンク
  • 電子レンジ

ここからは、場所別に掃除方法を細かく解説していきましょう。

換気扇

換気扇は、料理をするときなど使用頻度が高い場所であるにも関わらず、部品を分解するのに手間がかかるので、年末の大掃除で一気にきれいにされる方も多いですよね。

換気扇の掃除は、つけ置きと拭き掃除がメインになるので、ポイントを押さえれば思ったよりも簡単に掃除することができます。

換気扇の掃除は、下記の手順で行います。

  1. 換気扇の下のコンロに汚れが落ちないように新聞紙を敷き、換気扇の電源を抜く
  2. 換気扇のフィルターなど、パーツを取り外す
  3. シンクに45リットルのゴミ袋を二重に用意して、外したパーツを入れる
  4. ゴミ袋の中に40度〜50度のお湯をため、重曹を1/2カップほど入れ2時間放置する
  5. 換気扇の本体は、水1カップにつき重曹を小さじ2〜3程度溶かした重曹水をスプレーで吹きかけて拭き掃除をする
  6. つけ置きしたパーツをブラシなどで擦り細かい汚れを落とした後、重曹を含んだ水を洗い流ししっかりと乾かす
  7. 外したパーツを元に戻す

換気扇は油とほこりによって汚れます。弱アルカリ性である重曹を使用すると油汚れを分解してくれるため、換気扇の掃除に適しています。

万が一、換気扇本体の汚れがより頑固で、重曹水では今ひとつ効果がない場合は、重曹より強いアルカリ性を持つセスキ炭酸ソーダを溶かしたセスキ水をスプレーしてみたり、キッチン用のアルカリ性洗剤を使用したりすると、汚れが落ちやすい可能性があります。

ただし、アルカリ性が強くなるほど肌荒れなども起こりやすくなるため、使い捨て手袋などを使用するようにしましょう。

また、つけ置きしたパーツは必ず乾かしてから付け直しますが、乾かす際は新聞紙の上にパーツを置くことで新聞紙が湿気を吸い取り、より早く乾かすことができるのでおすすめです。

コンロ

コンロは料理中にはねた油が冷めると固まるので、落ちにくい頑固な汚れが溜まりやすい場所です。

コンロも換気扇と同様につけ置きと拭き掃除を行えば、油汚れをスッキリと解決することができます。

コンロの掃除は、下記の手順で行いましょう。

  1. 五徳や排気カバー、バーナーキャップといったパーツを外す
  2. シンクに45リットルのゴミ袋を二重に用意して、外したパーツを入れる
  3. ゴミ袋の中に40度〜50度のお湯をため、重曹を1/2カップほど入れ2時間放置する
  4. コンロ本体に、重曹水またはセスキ水をスプレーし5分〜10分ほど放置した後拭き取る
  5. つけ置きしている五徳などのパーツをブラシで擦り細かい汚れを落とした後、重曹を含んだ水を洗い流し、しっかりと乾かす
  6. 外したパーツを元に戻す

コンロの掃除の流れは、換気扇の掃除と同様の流れになります。

より頑固な油汚れが目立つ場合は、セスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウム、キッチン用のアルカリ性洗剤を使用しましょう。

魚焼きグリルも、コンロと一緒につけ置きすることで、掃除することが可能です。

シンク

キッチンの掃除の中でも、特に苦手な方が多いのがシンク。

シンクはこすってもなかなか落ちない水垢や、放置することで嫌なニオイやヌメッとした汚れが目立つ排水口など、あまり触りたくない箇所を掃除しなければなリませんよね。

シンクは、つけ置きがメインになるので、キッチンの大掃除の中でも早めに始めておくと効率的です。

今回は、水垢の除去をメインとしたシンクの掃除を解説しましょう。

  1. 水1カップに対しクエン酸を小さじ1加え、クエン酸水を作る
  2. キッチンペーパーにクエン酸水を吹きかけ、シンク全体にクエン酸水を含んだキッチンペーパーでパックし、30分ほど放置する
  3. 放置した後、剥がしたキッチンペーパーでシンクを擦り、特に、水垢が気になるところは重点的に掃除する
  4. シンクについたクエン酸水を、しっかりと流す
  5. 少し時間をおいた後、排水口の蓋やゴミ受けに塩素系漂白剤を吹きかけ10分ほど放置する
  6. 塩素系漂白剤を洗い流し、元の位置にパーツを戻した後、シンクを乾いた布やキッチンペーパーで拭き上げる

水垢はカルシウムなどミネラル成分が残ってできてしまいます。今回はそれらの汚れに効果のあるクエン酸を用いたシンクの掃除方法を解説しましたが、台所用クレンザーといったシンクを傷つけずに掃除できる洗剤を使っても、汚れをきれいに落とすことができます。

クエン酸などの酸性のものを使用して掃除をする場合は、塩素系漂白剤と混ざることで有毒なガスが発生してしまう危険性があるため、必ずクエン酸水などをきれいに流した後に塩素系漂白剤を使用しなければなりません。

また、万が一、排水口から嫌なニオイがしたり水が流れにくかったりする場合は、パイプクリーナーを使用すると排水口の奥の汚れも除去することができます。

電子レンジ

電子レンジは、食品を温めることで飛び散る油分やタンパク質が汚れの主な原因で、掃除をしないと食品を温めるたびに蓄積され、汚れがこびりつきます。

電子レンジは、基本的には薄めた中性洗剤などでの拭き掃除で十分です。ただ、頑固な汚れは落ちない場合があり、そういったときは以下の手順で掃除をしましょう。

  1. 耐熱容器に水1カップと重曹を大さじ1加える
  2. 重曹水の入った耐熱容器をラップをせずに入れ、5分加熱する
  3. 蓋を開けずに電源を落とすかコンセントを抜き、そのまま20分放置する
  4. 最後に耐熱容器に入っている重曹水を柔らかい布に含ませ、電子レンジの中を拭く

中性洗剤で落ちないこびりついた油汚れなどは、重曹やセスキ炭酸ソーダを用いると効率的に掃除することができます。

この方法でも落ちにくい焦げついた汚れがある場合は、クリームクレンザーや重曹ペーストをつけて歯ブラシなどで優しくこすると落ちやすくなります。

ただし、重曹で強く擦り過ぎたり、住宅用洗剤、スプレー洗剤、粉末クレンザーなどを使用すると傷や色がはげたりする場合があるため注意してください。

大掃除いらず?毎日できるキッチンの簡単掃除ポイント

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ここまで、キッチンの掃除方法を場所別に解説しましたが、毎日少しだけでも気をつけるだけで、年末の大掃除が楽になるポイントがあります。

ここからは、簡単だからこそ毎日できるキッチンの掃除ポイントをご紹介します。

コンロ

コンロ周りにつく油汚れは、時間が経つと落ちにくくなるので、調理中や調理後すぐであれば、台拭きやキッチンペーパーなどで油汚れをサッと拭き取ることができます。

五徳も、毎日洗うと油汚れが蓄積する心配がないので、大掃除のときにつけ置きなどの時間がかかる掃除をせずに済みます。

電子レンジ

電子レンジは使用頻度が高い家電の1つですが、食品から飛び散った油汚れを放置して再び加熱すると汚れが焦げ付きこびりついてしまいます。

加熱する時はなるべくラップを使用し飛び散るのを防いだり、飛び散ってしまった場合はすぐに汚れた部分を拭き取ったりすることで、汚れの蓄積を防ぎましょう。

また、電子レンジの底にシリコンシートを敷いておくと、電子レンジ本体への汚れの付着が防がれ、シリコンシートは汚れても水洗いで簡単に汚れを落とせるので、電子レンジ内を清潔に保つことができる便利なアイテムです。

シンク

シンクは、水垢が蓄積すると落とすのに時間がかかるので、水滴を残さないことが汚れを防ぐポイントです。

シンクを使用したら、まず、食器を洗い流したときにシンクに付いた油汚れなどを、食器用洗剤を含ませたスポンジで洗い落とします。

そして、水で流した後はキッチンペーパーや乾いた布で拭き取り、水滴を残さないようにすることで水垢がつくのを防ぎましょう。

また、排水口から臭う嫌なニオイ対策や排水管の汚れには、株式会社スリーケーの排水管洗浄液がおすすめです。

初めに一ヶ月は1週間に1回、それ以降は2週間に1回、この排水管洗浄液を排水口から流し入れるだけで、排水口や排水管のヌメリを分解しニオイや詰まりが改善されるだけではなく、再度汚れが付着するのも防いでくれます。

また、キッチンの排水口だけではなく、トイレや洗濯機などの他の排水口でも使うことができるのも「排水管洗浄液」の特徴です。

まとめ

今回は、キッチンの大掃除方法について詳しく解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

キッチンの掃除は、つけ置きがメインになるものが多いため時間はかかりますが、掃除方法や順番を理解しておけば、効率よく進めることができます。

キッチンの汚れは、油汚れなど蓄積するとこびりついてしまうものが多いので、汚れたらすぐに拭き取るなど、その日の汚れはその日のうちにきれいにすることを心がけましょう。

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