自宅のペット臭が気になる方必見!においの原因と対策について解説
ペットと一緒に暮らすと避けられないのが、体臭や排泄物などのにおいの問題です。
トイレのしつけがしっかりされていて、お風呂好きな犬猫を飼っている場合でも、ペット臭をゼロにするのは不可能に等しいです。
では、そんなペット臭への対策にはどのような方法があるのでしょうか。
今回は、気になるペット臭の原因と対策について紹介します。
ペット臭を改善したい人や、これからペットを迎え入れようとしている人はぜひ参考にしてください。
目次
ペットのにおいの原因は?
ペットがいる家庭でにおいが発生する原因には、以下のものがあります。
体臭
ペットのなかでも犬を飼っている場合、体臭によるにおいを特に感じやすくなります。
犬には、人間でいう脇汗を排出するのと同じ役割を果たすアポクリン腺という汗腺が全身に存在するため、猫や他のペットと比較して体臭が気になりやすく、人のように加齢に伴い体臭が強くなる傾向があります。
一方で、猫やモルモットなどの飼育でにおいが気になる場合でも、体臭が直接的な原因であるケースは少ないです。
猫は自分で毛づくろいをすることで身体を清潔に保ちますが、場合によっては病気や加齢による要因で体臭がきつくなる可能性があります。
また、ペットとして代表的な犬や猫は肛門腺から不快なにおいのする分泌物を排出するため、これが原因で異臭を感じるケースもあります。
口臭
犬や猫には歯周病や歯周病予備軍が多く、人間と同様に口臭がきつくなる原因になる場合があります。
犬は歯垢がたまりやすい歯の構造をしているほか、付着した歯垢が歯石になるまでが早いため、飼い主が知らぬ間に歯周病予備軍になる可能性が高いです。
また猫の口臭は、歯に蓄積した汚れのほかに、口内の乾燥や内臓系の疾患が原因であるケースがあります。
トイレ・排泄物
トイレや排泄物のにおいは、ペット臭の代表的な原因です。
決まった場所にトイレをするしつけがされたペットでも、尿の壁などへの跳ね返りや、身体に排泄物が付着した状態で部屋中を歩き回ったりすることでにおいの原因になる可能性があります。
特に猫は水分をあまりとらない動物であるため、老廃物が少量の尿に凝縮され、においが強いと感じやすいです。
気温・湿度
気温や湿度が高いと、ペット臭を強く感じる原因になります。
高温多湿の環境では、においのもととなる分子が増加するほか、雑菌の繁殖が促進されるため、梅雨の時期や夏などは特にペットのにおいが気になりやすいです。
ペットの身体や排泄物から感じるにおいのほかに、食べ残しに雑菌が繁殖して悪臭の原因になるケースもあります。
多頭飼い
ペットを多頭飼いしていると、においをきつく感じやすくなります。
犬の多頭飼いは体臭によるにおいを感じやすくなりますし、猫の多頭飼いは排泄物により異臭を感じやすくなります。
またさまざまな種類の動物を飼育している場合は、個体ごとの専用のトイレが必要になったり、においの発生源が多かったりすることで管理が大変になり、におい対策がむずかしくなる可能性が高いです。
ペット臭を放置するとどうなる
ペットのにおいは、放置すると以下のような弊害があります。
においが染み付いて取れなくなる
ペットが床や壁、家具などに粗相したあとを放置すると、においが染み付いて取れなくなる危険があります。
特に、カーペットなどの汚れが染み込みやすい素材のものに付着した糞や尿は普通の掃除で完全に除去するのはむずかしく、においが解消されずに残り続けます。
またにおいがひどく染み付いてしまった場合、業者を呼んで対応したり汚染された家財を買い替えたりするしかありません。
臭いことに気が付きにくくなる
ペット臭に慣れてしまうと、悪臭を放っていることに気が付きにくくなる可能性があります。
最初は不快なにおいに感じていたペット臭は、慣れることで気にならなくなる場合がありますが、ペットを飼っていない人にとっては不快なにおいのままです。
身体にペット臭が付着していることに気が付かずに外出すると、知らず知らずのうちに周囲の人を不快にしているという事態にもなりかねません。
また自宅に客人を招いた際にも、知らぬ間に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
ペット臭を改善、予防するためには
ペットの体臭からくるにおいには、以下の方法で対処しましょう。
ペットの身体を清潔に保つ
ペットに合わせた方法で、身体を清潔に保ってあげましょう。
特に犬を飼っている場合は、ブラッシングのほか定期的にシャンプーをしたり身体を拭いたりしてあげるのが効果的です。
身体が濡れたまま放置すると菌が繁殖して悪臭の原因になるため、シャワー後や雨天時の散歩のあとなどはしっかり身体をきれいにして乾かしてあげることが大切です。
例えば犬は体臭がにおいの原因になりやすいですが、犬以外のペットの身体をきれいに保つ方法は事前に調べておきましょう。
定期的に歯磨きをしてあげる
人が歯磨きをしてあげるのが効果的な動物を飼育している場合は、定期的に歯を磨いてあげましょう。
犬や猫は歯周病になりやすく、口内もにおいやすいため、可能であれば毎日〜週2回ほど歯磨きをしてあげられるのが理想です。
ペットが小さい頃から歯磨きに慣れさせるのが望ましいですが、どうしても歯磨きを嫌がる場合はストレスを溜めないためにも歯磨き効果のあるおもちゃやおやつなどで対策しましょう。
排泄物はすぐに片付け、トイレまわりもきれいにする
ペットの排泄物は気付いた時点ですぐに処理し、トイレやそのまわりもその都度可能なかぎり掃除しましょう。
トイレのしつけがされているペットがきちんとトイレで用を足した場合でも、尿の跳ね返りがトイレのまわりを汚染している可能性があります。
トイレシートを交換するほか、トイレの汚れた部分もその都度きれいにし、周囲も除菌効果のあるウェットティッシュで掃除するなどの工夫をしましょう。
回収した排泄物は、蓋付きのごみ箱や防臭加工がされている専用の袋などに入れるとにおいが軽減できます。
ペットが触れるものはこまめに洗濯・掃除する
おもちゃやクッションなど、ペットが日常的に触れるグッズは、こまめに洗うことでにおいの発生を防ぎましょう。
ペット用品を洗う際は、排水口の詰まりを防止するためにも抜け毛を事前に除去し、ペット専用の洗剤を使うのが効果的です。
音が鳴るおもちゃや穴が開いているおもちゃは、洗剤の洗い残しでペットの健康に影響を及ぼさないためにも穴を塞いで洗いましょう。
ペットのにおい対策をする際のNG行為
ペットのにおい対策をする際は、以下の点に注意しましょう。
強いにおいで悪臭をごまかす
ペット臭を香りの強い芳香剤などを使用して隠す行為は避けましょう。
いい香りと感じるにおいでも、ペット臭と混ざることで悪臭に変わる可能性があります。
また、基本的に動物は人よりも嗅覚が格段に優れているほか、ペットによっては苦手な香りが存在するため、芳香剤はペットに配慮したものを選び手の届かないところに置きましょう。
歯磨きやシャンプーのしすぎ
ペットの歯の磨きすぎや、シャンプーのしすぎに注意しましょう。
歯を磨きすぎると、ペットの口内を傷つけたり歯周病を悪化させたりする可能性があります。
またシャンプーのしすぎは、ペットの皮脂を余分に落とすことで乾燥肌になるなどのデメリットがあります。
歯磨きやシャンプーのしすぎは、ペットがその行為を嫌いになる原因にもなりかねないため、ペットの種類に合わせた適切な回数を守ることが大切です。
ペットに悪影響を及ぼす可能性のある消臭スプレーの使用
ペットの匂い対策をする場合、悪影響を及ぼす可能性のある消臭スプレーの使用は避けましょう。
以下の成分や物質を含む消臭スプレーは、ペットがいる家庭では使用しないのが安心です。
- アルコール:ペットが誤って舐めたり吸い込んだりすると、中毒症状を引き起こすことがあります。
- 次亜塩素ナトリウム:漂白剤の成分であり、皮膚や呼吸器への刺激が強いです。
- 塩化ベンザルコニウム:殺菌成分ですが、ペットにとっては毒性があり、口や皮膚に接触すると有害です。
- 揮発性有機化合物:ペットの呼吸器に刺激を与え、長期的に健康を損なう可能性があります。
- メントール:犬や猫にとって刺激が強く、皮膚や呼吸器に影響を与える可能性があります。
- 柑橘系:特に猫は柑橘系の成分に対して敏感で、肝臓に悪影響を与える可能性があります。
- ラベンダー、シナモン、クローブ、タイムなど:これらの植物由来の成分も、ペットには刺激が強く、特に猫に対しては毒性があるとされています。
ペットによって大丈夫なタイプと危険なタイプの消臭スプレーの種類が異なるため、飼っているペットに危険が及ばないか使用前に必ず確認しましょう。
ペットのにおい対策には、スリーケーの除菌抗菌・ウイルス不活化達人ミストもおすすめです。
まとめ
今回は、ペット臭の原因や対策方法、ペットのにおい対策をするうえでのNG行為について紹介しました。
ペットを飼っているかぎり、においをゼロにすることはむずかしいですが、ペットに寄り添った方法で両者が少しでも快適になるようににおい対策をすることが大切です。
スリーケーの除菌抗菌・ウイルス不活化達人ミストは、飲食店や幼稚園・老人ホームなど公共施設でも使用されている安全性の高いスプレーで、ペットに直接かかっても安心な点が特徴です。
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大切なペットの健康に配慮したにおい対策に、ぜひご利用ください。