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猫のうんちの臭い消しはどうしたらいい?臭う原因や具体的な対策方法を解説

猫トイレのうんちを取る飼い主とそれを見つめる猫の画像

猫と生活している方の中には、愛猫のうんちの臭いが気になるという方も少なくないでしょう。

猫のうんちが臭う原因は、餌があっていないことや運動不足やストレスなどが挙げられます。

うんちの臭いを軽減するためには、原因に合った対策を取り入れることが大切です。

この記事では、猫のうんちの臭い消しについて詳しく解説します。

トイレの外でうんちをしてしまったときの臭い消し方法やトイレの臭い消し方法などをまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

猫のうんちの臭いを消す方法

猫トイレの画像

猫のうんちの臭いを消す方法は以下の通りです。

  • 洗えるものは酸素系漂白剤で洗濯する
  • 洗えないものは消臭剤で消臭する
  • トイレの猫砂を交換する
  • トイレのそばに消臭剤を設置する
  • トイレ本体を丸洗いする

ここでは上記5つの方法についてそれぞれ解説します。

洗えるものは酸素系漂白剤で洗濯する

カーテンや服といった洗えるものに猫のうんちがついてしまった場合は、酸素系漂白剤で洗濯すると臭いを落とせます。

まずうんちがついてしまったものを水洗いし、その後酸素系漂白剤を塗りこんでしばらくぬるま湯につけ置き、洗濯機で洗います。

気を付けなければいけない点は、汚れた部分をゴシゴシとこすらないことです。

こすってしまうとかえって繊維の奥まで汚れがしみこみ、臭いが落ちにくくなってしまいます。

またつけ置きする時間は30分程度で、その後は漂白剤を洗い流さずぬるま湯ごと洗濯機に入れましょう。

洗えないものは消臭剤で消臭する

フローリングやカーペットといった洗えないものに猫のうんちがついてしまった場合は、消臭剤を使用して消臭しましょう。

猫のうんちがついてしまったところをふき取った後に、消臭剤を吹きかけます。

酸素系漂白剤を使用するときと同様、汚れをこすらないように注意しましょう。

消臭剤にはさまざまな種類がありますが、猫が舐めてしまっても健康に問題がないペット用の製品を選ぶのがおすすめです。

株式会社スリーケーの『除菌と消臭 達人ミスト』はペットに直接かかっても安全性に問題がなく、安心してお使いいただけます。

トイレの猫砂を交換する

トイレのうんちの臭いが気になる場合は、猫砂を交換しましょう。

猫砂にうんちやおしっこの臭いが染みつくと、綺麗好きな猫はトイレで用を足さなくなり、フローリングやカーペットなどに排泄してしまうことがあります。

トイレの猫砂は部分交換と全交換のどちらも必要となり、それぞれ以下のような頻度で行うことをおすすめします。

  • 部分交換:猫砂や排泄物を除去すること。排泄物は毎日1回、固まった猫砂の交換は週に1回が目安。
  • 全交換:すべての猫砂を新しいものに変えること。月に1〜2回程度が目安。

上記を参考に定期的に猫砂を交換することでトイレの衛生が保たれ、臭いを軽減できます。

トイレのそばに消臭剤を設置する

トイレのうんちの臭いが気になる場合は、トイレのそばに消臭剤を設置するのもおすすめです。

置き型タイプや猫砂に混ぜ込むタイプなど、さまざまなタイプがあるため、好みのものを選ぶとよいでしょう。

ただ猫砂に混ぜ込むタイプの場合、量が多すぎると猫が不快に感じ、ストレスの原因となる可能性があるため注意が必要です。

うんちの臭い消しを目的とするなら、芳香タイプではなく、消臭タイプを選ぶことをおすすめします。

トイレ本体を丸洗いする

トイレが臭う原因として、トイレ自体に臭いが染みついてしまっているケースが挙げられます。

トイレ本体を丸洗いすることでうんちの臭いを改善できることがあるため、猫砂を交換するタイミングでぜひ試してみてください。

猫のうんちが臭う原因は?

トイレで用を足している猫を上から撮影した画像

猫は肉食動物で、猫用フードには動物性たんぱく質が多く含まれています。そのため、雑食性の犬に比べると猫のうんちはもともと臭いが強めです。

しかし、猫のうんちの臭いが変化したのであれば、なんらかの原因が考えられます。猫のうんちが臭う原因として、主に以下の5つが挙げられます。

  • 餌があっていないため
  • 食事の栄養バランスが乱れているため
  • 消化不良を起こしているため
  • 運動不足のため
  • ストレスがかかっているため

ここでは上記5つの原因についてそれぞれ解説します。

餌が合っていないため

猫のうんちが臭う原因の一つとして、餌があっていないことが挙げられます。

猫の餌には幅広い種類があり、人間と同様に体質によって合う合わないがあります。

身体に合わない餌を食べるとアレルギー症状を起こし、下痢になる場合があるのです。

アレルギー症状には皮膚のただれやかゆみなどもあり、餌を変えてからこのような症状が出始めた場合、与えている餌に原因がある可能性が高いといえるでしょう。

このような不調が見られたら、動物病院に相談してみることをおすすめします。

食事の栄養バランスが乱れているため

猫のうんちが臭う原因として、栄養バランスが乱れていることも挙げられます。

栄養バランスの乱れた食事を摂っていると、消化器官の働きが低下し、きちんと消化されないまま排泄されることになります。

猫の餌のパッケージには一般食や副食、総合栄養食などの記載がありますが、一般食・副食だけを与えていると栄養バランスが偏ってしまいがちです。

総合栄養食は栄養バランスが整っているため、基本的にはこちらをメインで与えるようにしましょう。

消化不良を起こしているため

猫が消化不良を起こすと、うんちの臭いがきつくなることがあります。

先述の通り、消化不良を起こす原因は餌が身体に合っていないためです。

特に猫は穀類をうまく消化できないため、穀類を豊富に含む餌は消化不良になりやすい傾向にあります。

うんちの臭いや体調などを見て、身体に合っていないようなら餌を変えるようにしましょう。

運動不足のため

猫のうんちの臭いがきつくなる原因の一つとして、運動不足が挙げられます。

運動不足になると、肥満になり筋肉量が低下し、基礎代謝の低下や腸内活動の低下を招きます。

腸内活動が低下するとうんちの臭いがきつくなるだけでなく、便秘を引き起こすこともあるため注意が必要です。

さらに基礎代謝の低下は糖尿病や心臓病のリスクも高めるため、適度に運動させる習慣をつけましょう。

ストレスがかかっているため

猫はストレスがかかるとうんちの臭いがきつくなることがあります。

ストレスによって腸内活動が低下することで悪玉菌が発生し、下痢や便秘などを引き起こすことがあるのです。

引越しや見知らぬ人の訪問などの環境の変化が、猫にとっては大きなストレスとなることがあります。

なるべくストレスがかからないように注意しましょう。

猫のうんちの臭いを軽減する対策方法

ドライフードを食べている猫の画像

猫のうんちそのものの臭いを軽減する対策方法として、以下の4つが挙げられます。

  • ウェットフードとドライフードのバランスを改善する
  • 添加物の少ない食事を与える
  • グレインフリー(穀物不使用)の餌を選ぶ
  • 猫がストレスを感じにくい環境を整える

ここでは上記4つの方法についてそれぞれ解説します。

ウェットフードとドライフードのバランスを改善する

猫のうんちの臭いを軽減するためには、ウェットフードとドライフードのバランスを改善することが大切です。

例えばドライフードばかり与えていると水分不足により便秘になることがあり、ウェットフードばかり与えていると栄養不足に陥ることがあります。

どちらか一方ではなく、バランスよく与えることが大切です。

添加物の少ない食事を与える

猫のうんちの臭いを軽減するためには、添加物の少ない食事を与えることが大切です。

猫の餌には品質劣化を防ぐために添加物が含まれている場合がありますが、体質によっては下痢を引き起こしてしまうことがあります。

着色料や発色剤、香料などの添加物があまり含まれていない餌を選ぶことで、胃腸の不調が改善され、うんちのにおいが軽減されることがあります。

現在与えている餌が猫の体質に合っていないと感じる場合は、添加物の少ない食事に変えてみるとよいでしょう。

グレインフリー(穀物不使用)の餌を選ぶ

猫は穀物類の消化が苦手な生き物のため、グレインフリー(穀物不使用)の餌を選ぶことをおすすめします。

穀物が含まれていない餌なら、腸内で穀物が溜まって発酵することがないため、うんちの臭いの改善が期待できます。

また体質的にお腹が弱い猫でも、グレインフリーの餌なら胃腸への負担が少ないため、身体に合う可能性が高いです。

グレインフリーのキャットフードにはさまざまな種類があるため、ぜひ愛猫に合った物を探してみてください。

猫がストレスを感じにくい環境を整える

ストレスはうんちの臭いがきつくなる原因の一つであるため、猫がストレスを感じにくい環境を整えることが大切です。

猫がストレスを感じやすいタイミングとして、引っ越しが挙げられます。

引越しをする際は猫トイレやタオル、猫用ベッドなどは新しく買い替えず、今まで使っていたものをそのまま使いましょう。

環境の変化はストレスを感じる原因となりますが、少しでも自分の臭いがするものがあるだけで落ち着くことができます。

まとめ

猫のうんちの臭いを消す方法としては、酸素系漂白剤や消臭剤を使用する方法が挙げられます。

トイレ以外の場所にうんちがついてしまった場合は、こすらず対処することが大切です。

また猫のうんちの臭いそのものを軽減するためには、食事の見直しとストレス対策を行うことが挙げられるでしょう。

猫の体質に合った食事を選び、ストレスを感じにくい環境を整えてあげてください。

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