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一人暮らしの大掃除は必要?ポイントを抑えて効率的に進めよう

一人暮らし 大掃除

一人暮らしをしていると、「一人だからそこまで汚れてないし大掃除はしなくてもいいか……」と思われてしまう方も少なくありませんが、実は、目に見えない部分や普段掃除をしない場所は汚れています。

特に、一人暮らしの場合は、大掃除をやろうと意気込んでも思った通りに進まず、時間がかかるので最後まで終わらずにやめてしまうことも少なくありません。

今回は、一人暮らしで大掃除を効率よく進めるための掃除場所の設定や掃除のポイントを、詳しく解説していきます。

一人暮らしの大掃除を効率よく進めるための3つのポイント

一人暮らし 大掃除

一人暮らしでの大掃除は、ワンルームのような、一見、掃除する範囲が狭そうに見えても「掃除しよう!」といったやる気だけでは思うように進まない場合があります。

一人暮らしの大掃除を効率よく進めるためには、下記の3つのポイントをおさえて掃除をすることが大切です。

大掃除する場所を決める

はじめに、一人暮らしの大掃除を効率よく進めるポイントとして、掃除する場所を限定することが挙げられます。

大掃除というと家全体をきれいにしなければならないと思いがちですが、一人で完璧にこなそうとすると、予想以上に時間と労力を使うことになります。

掃除場所が多いと、時間が足りずに年末までに掃除を終えられなかったり、途中で集中が切れてしまい「掃除したくない!」という気持ちが生まれ途中で放棄してしまったりと、大掃除を中途半端な状態で中断してしまう可能性があります。

一人暮らしで大掃除をするときには、年1回、大掃除でしか掃除をしない場所や、普段の汚れが溜まっていそうな場所に限定します。

例えば、普段はなかなか掃除をしない換気扇やエアコン、掃除はしているけれど使用頻度が高く汚れが溜まりやすいキッチンやお風呂場、外からの汚れを持ち込みやすい玄関など、大掃除だからこそ入念に掃除したい場所を優先しましょう。

また、目に見えて汚れていた場所をきれいに掃除するとスッキリするので、掃除を終えた達成感も味わうことができますよ。

大掃除は日にちを分けて行う

一般的に、年末の連休を使って大掃除をする方が多いですが、連休が無く休みが少なかったり予定が詰まっていたりすると、大掃除ができる日数や時間は限定されやすいですよね。

一人暮らしで大掃除を行う場合は、掃除する場所と掃除する日にちを設定し、大掃除全体のスケジュールを決めましょう。

必ずしも年末の連休にやる必要はないので、ご自身の休日と予定を照らし合わせて、空いている日に1日1箇所ずつ掃除する場所を決めます。

1日1箇所であれば、2時間程度で終わらせることができるので集中力も切れづらく、コツコツと掃除を進められるので、掃除が終わらないかもしれないという不安を感じずに過ごすことができます。

大掃除をする順番が大切

大掃除だけではなく普段の掃除でも言えることですが、掃除する場所の順番を事前に決めておくことがとても重要になります。

掃除をするときは、「奥から手前」「上から下」に向かって掃除をするという、基本的な掃除の順番のルールがあります。

「奥から手前」というのは、部屋の一番奥から玄関に向かって掃除を進めることで、玄関に溜まっている砂埃などの外の汚れを部屋の中に持ち込ませずに済みます。

また、「上から下」は、天井から壁、最後に床を掃除するという意味で、掃除をしていく過程で上から落ちてきたほこりなどの汚れを最後に床でまとめて掃除をすることで、掃除を終えたところに汚れを落としてしまう心配がなくなります。

「奥から手前」「上から下」というルールは昔からあり、効率よく掃除を進めるためにはとても重要なポイントです。

大掃除で準備すると便利なアイテム

一人暮らし 大掃除

一人暮らしだと、普段の掃除で使用するアイテムも限られている場合が多いので、事前に大掃除で使えるアイテムを買い揃えておき、掃除をするタイミングですぐに取り掛かれるように準備をしておくことが、やる気を失わないためにも大切です。

ホームセンターやスーパーなど、大掃除の時期になると陳列される掃除アイテムが増え、どれを購入すればいいのか迷いがちですが、下記のアイテムを揃えておくとさまざまな場所の掃除に使用できるので便利です。

  • 掃除機
  • 中性洗剤
  • 住宅用洗剤
  • アルコールスプレー
  • セスキ炭酸ソーダ
  • クエン酸
  • スプレーボトル
  • 雑巾
  • 使い古した歯ブラシ
  • メラミンスポンジ
  • ゴム手袋
  • 新聞紙

掃除はまずは中性洗剤など、洗浄能力が緩やかなものから使用していきます。ほとんどの汚れはそれで十分落ちます。

色落ちや変色などトラブルを避けるため、最初はなるべく強い洗剤を使用しません。

どうしても取れない汚れなどがある場合には、酸性やアルカリ性の洗剤を使いわけたり、より強い洗剤を使用していきます。

今回準備したいものは、100円ショップでも購入できるものが多いので、比較的簡単に手に入れやすいアイテムになっています。

一人暮らしの大掃除で掃除するべき5つの場所

一人暮らし 大掃除

前項で、一人暮らしで大掃除をする場合、掃除する場所を決めることが重要と解説しましたが、下記のような場所を掃除するのがおすすめです。

  • エアコン
  • キッチン
  • お風呂場
  • トイレ
  • 玄関

高い位置にあるエアコンや、つけ置きで汚れを落とすものが多く時間がかかりやすいキッチンやお風呂場の掃除を早めに行うと、掃除した達成感もあり効率よく掃除を進められます。

また、部屋の中に洋服やものが散らばっていると掃除の最中にほこりなどを被って汚れてしまうことがあるので、本格的に大掃除を始める前には収納できるものはしまったり断捨離をしてものを減らしたりと、部屋の片付けを行いましょう。

エアコン

まず、高い位置にあるエアコンを掃除します。

エアコンの掃除は面倒くさいイメージがあり、なかなか普段は掃除しづらいですが、掃除をせずに放置するとカビが生えてしまい部屋中に汚れを含んだ空気を送り出したり、フィルターの目が詰まることで稼働効率が下がり電気代にも影響が出ます。

エアコンの汚れはほこりが中心なので、まず掃除機でフィルターのほこりを吸い取り、フィルターを取り外した後水洗いします。

使い古した歯ブラシや水で薄めた中性洗剤を使用すると、より頑固な汚れも落とせます。

エアコン掃除のポイントは、洗い終わったフィルターは必ず乾燥させるようにしましょう。

生乾きのままエアコン本体に戻してしまうと、臭いの原因になるのでしっかりと水気がないように乾かしましょう。

キッチン

キッチンの掃除で活躍するのは、油汚れに強いアルカリ剤です。

キッチンの掃除は基本的には中性洗剤で十分です。界面活性剤によって軽度な油汚れであれば除去できます。

大掃除の場合、キッチンの換気扇やコンロ(五徳)なども掃除をされる方が多いと思います。こびりついた頑固な油汚れがあるので、なかなか掃除をする機会の無い換気扇の中のパーツやコンロにある五徳は、過炭酸ナトリウムをお湯で溶かしてつけ置き洗いをしましょう。

水温が低いと重曹が溶けにくいので、40℃〜50°Cのお湯が適温です。さらに洗浄力を高めたい場合には、食器用洗剤を少量加えても良いです。

15分〜1時間程度つけておき、しっかりと洗い流しましょう。

そして、シンクの水垢にはクエン酸を使って掃除をしましょう。

水100mlに対しクエン酸を小さじ1溶かしたクエン酸スプレーを使って水垢が気になるところに吹きかけ、拭き取ります。

クエン酸は成分が残ることもあるので、拭き残しの無いように注意しましょう。

お風呂

お風呂掃除も基本的には中性洗剤で問題ありません。

ナチュラル洗剤を使いたい場合には、クエン酸とセスキ炭酸ソーダを使用するのも有効です。

クエン酸水(水100mlにクエン酸小さじ1程度)とセスキ水(水100mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1程度)を作ります。

まずクエン酸水をスポンジで塗り広げよく洗い流します。その後、セスキ水を吹きかけながらスポンジで擦っていき、よく水で洗い流します。

これでお風呂の鏡を含め、全体のお掃除をすることができます。

お風呂はカビが生えやすい場所なので、カビが発生しているところには市販のカビ取り剤を使用して効率よく掃除を進めましょう。

しかし、市販のカビ取り剤には成分が強いものがあります。お風呂の素材によってはカビ取り剤の影響で傷んでしまう可能性があるので、必ず購入前にはご自身のご自宅のお風呂に使用できるか確認することが大切です。

また、クエン酸など酸性のものとは絶対に混ぜないように注意して掃除を行いましょう。

トイレ

トイレ掃除で意外と汚れが溜まっているのが、壁や床、ウォシュレットのノズルです。

床や壁にはトイレを使用した際に尿が飛び散り付着している可能性が高く、放置すると尿石となりアンモニア臭がする原因にもなります。

特にトイレの便器と床の境目は汚れが溜まりやすいので、トイレ用のペーパークリーナーでしっかりと拭き上げていきましょう。

また、ウォシュレットのノズルは洗浄機能が付いているものが多いですが、汚れが落ちきれていない場合があるので、ここもトイレ用のペーパークリーナーで拭くと清潔に保つことができます。

便器の中は基本的には中性洗剤で洗えば落ちる汚れが多いです。

よほど頑固な黒ずみや尿石がある場合には、塩素系洗剤や酸性洗剤を使用しましょう。その際には、塩素系洗剤と酸性洗剤は混ぜないように注意してください。

玄関

玄関は良い運気を取り込むためにもきれいにしておきたい場所ですが、靴箱が玄関に面している場合は、まず、靴箱の掃除から始めましょう。

中の靴を全て取り出し、砂や土を手ぼうきなどで取り除きます。

その後、アルコールスプレーと雑巾で拭いていきます。

靴箱の素材によっては、アルコールで変色や劣化などをすることもあるため注意してください。例えば、ラッカー塗装されたものやアクリル樹脂などは色落ちや劣化することがあります。

また、革靴にアルコールがかかると変色の原因になるため、靴は必ず取り出してください。

心配な場合は、固く絞った雑巾で水拭きしましょう。汚れが落ちない場合には、住宅用洗剤などで拭いてから水拭きで洗剤が残らないようにします。

その後は、しっかりと乾燥するまで扉を開けたままにします。

乾いたら、靴の下に新聞紙を敷いておくと汚れがつきにくいだけではなく、消臭効果も期待できます。

また、玄関の床部分は掃除機でゴミを吸い取った後にワイパー式のペーパークリーナーで拭きます。

玄関は固まった泥の汚れもつきやすいので、歯ブラシなどで擦って落としましょう。

家中の排水口の汚れは「排水管洗浄液」で解決

大掃除で嫌がられる掃除場所といえば排水口。

キッチンだけではなく、お風呂やトイレなどさまざまな場所にあり、詰まったり嫌な臭いがしたりとなかなか手を出したくない場所ですよね。

株式会社スリーケーの排水管洗浄液を使用すれば、家中の排水口からその奥につながる排水管まで洗浄をすることができます。

始めの1ヶ月は1週間に1回、その後は2週間1回流し入れるだけで、排水口がきれいになるだけではなく汚れが付着するのを防ぐ効果も発揮し、キッチン、トイレ、お風呂場、洗濯機の排水管などさまざまな場所で使用できます。

定期的に流し入れるだけで、来年の大掃除に排水口の掃除をしなくても清潔に保つことができるので、排水口掃除が苦手な方におすすめです。

まとめ

今回は、一人暮らしの大掃除方法について解説しましたが、いかがでしたか?

大掃除を一人でやるのは労力を使い時間もかかるので、やりたくない方も多いとは思いますが、スケジュールを決めて無理のない範囲で行えば、溜まってしまった汚れもスッキリ落とすことができます。

新しい年を気持ちよく迎えるためにも、大掃除を効率的に進めていきましょう。