排水管掃除を業者に頼むとどうなる?メリット・デメリットなどを解説
排水管は日常の生活空間にむき出しになっていないため、日頃から私達は目にすることがありません。
どのように手入れを行えば良いか分からない人も多いかと思います。
業者に依頼すれば業務用の強力な高圧洗浄機で一気にキレイにしてくれますが、業者を頼る以外の方法は無いのでしょうか?
この記事では、排水管の掃除を業者に依頼した場合、どんな作業を行うのか、料金の相場、業者に依頼するメリットとデメリット、業者に頼らず自分で排水管をキレイに保つ方法などを解説していきます。
目次
排水管の掃除を代行する業者とは?
排水管の掃除を代行する業者とは、排水管洗浄という仕事を請け負っている業者です。
マンションなどの集合住宅できちんと管理されている場合は、半年から1年ごとに定期的に掃除されていますが、一軒家などの場合はご自身での管理が必要となるため、忘れがちになっていることも多々あります。
業者が代行してくれる作業・解決できる問題
業者が代行してくれる作業は、業務用の強力な高圧洗浄機を使用した排水管の掃除です。
目的のひとつが、排管の詰まりによって汚水が逆流してきたり、排水の流れが悪くなったりした時、原因である排水管のつまりを取り除くことです。
もうひとつの目的は、つまりを予防してトラブルの発生を防ぐためです。
業者に依頼した時の料金相場
排水管洗浄を業者に依頼した場合、広さによって排水管の長さが違うので料金も変わってきます。
戸建てとマンションなどの集合住宅によって排水管の形状が違うことにより、建物によっても料金が変わることに留意しましょう。
- 一般的な戸建て住宅:18,000〜25,000円
- アパート・マンション:48,000〜60,000円
- 店舗・テナント:35,000〜45,000円
- ビルなど:40,000〜55,000円
また、作業が終わったあとのトラブルにならないよう、排水管洗浄を依頼する前に必ず見積もりを依頼しましょう。
実際に作業に取り掛かったあとに、排水管の破損や業者が対応できないような問題が出てくる可能性もあり、そういった場合には別途料金が必要になることもあります。
業者に依頼する時の注意点
業者に依頼したことによって不利益を被るといった経験をされた方も少なくないと思われます。
しっかりと両者共に納得した上で依頼するにあたり、気をつけるポイントを解説します。
料金が明確か確認する
業者のホームページや、広告などに料金が掲載されているかどうか、見積もりを依頼した際に上乗せされていないかどうか、また、上乗せされている場合の内訳が明確かを確認しましょう。
相場よりも安い価格である場合や、内訳が不明確な追加料金が大きくかかってしまう場合には注意が必要です。
大手の業者の場合、下請け業者を使って排水管洗浄を行う場合があり、マージンがかさむことで請求される金額が高くなりますので、自社施工の業者であればその分価格は安くなると言えます。
ご自宅から遠い業者の場合は、見積もり依頼だけでも出張費がかかる場合があります。
トラブルが発生した際に迅速に対応できるよう、近くの業者を選ぶのも大切なポイントです。
正規の業者か確認する
建築物排水管清掃業に登録していなければ、排水管洗浄の業者として仕事を請け負うことができません。
業者が建築物排水管清掃業に登録するには排水管清掃作業監督者の資格が必要になります。
また、ホームページがある場合には設立年月日が分かるので、実績の有無を確認できますし、インターネットで口コミなどを調べることができるのでそちらも参考になります。
排水管洗浄を終えたあとからまた悪臭が発生したり、再度詰まってしまったなどのトラブルにも対応してもらえるのか、アフターフォローの点も事前に業者と打ち合わせしておきましょう。
排水管の掃除を業者に依頼するメリット・デメリット
排水管の掃除を業者に依頼する際には、メリットとデメリットが存在します。
排水管の症状はケースバイケースなので、メリットとデメリットを把握した上でご自宅の排水管のトラブルを解消する方法を選択しましょう。
メリット
- 素人が分からない問題点を専門家が診断してくれる
- 人の手が届かない排水管の奥を高圧洗浄機でキレイにしてくれる
デメリット
- 依頼に必要な料金が決して安くない
- 洗浄施工のスケジュールを業者の都合に合わせる必要がある
- 業者の良し悪しを自身で見極める必要がある
- 他人を自宅に招き入れることで気を遣う
業者に頼まずに排水管をキレイに保つ方法
業者に排水管洗浄を依頼すると、どうしてもそれなりの料金がかかります。
いざ排水管のトラブルが発生した際、汚れがひどい場合には排水管の改修工事や、地面を掘り返して地中の排水管を入れ替える工事が必要になってしまいます。
昨今では、家庭用の高圧洗浄機が買いやすい価格で販売されていますが、素人が排水管洗浄を行うことで排水管の破損に繋がるケースもあるため、注意しなければなりません。
日頃から排水管・排水口掃除を行うことにより、排水管のトラブルの発生を防ぎ、業者に依頼したり、排水管の改修工事をしたりする必要もなくなります。
排水口をこまめに掃除する
排水管の汚れの入り口は排水口のため、排水口をこまめに掃除することで排水管の汚れを防ぐことができます。
排水管のつまりの原因は排水口のヌメリであり、排水口のヌメリの原因は雑菌です。
例えばキッチンの排水口には、食器についている細かい食べカスや、食材の切れ端などの有機物が流れていきます。また、調理器具を洗う際に油汚れが流れていきます。
排水口に流れていった油汚れは急激に温度が下がり、排水管の中で固まります。そこに食べカスなどの有機物が付着し、それをエサにする雑菌が繁殖します。
雑菌はヌメリを作り出し、さらに後から流れてくる汚れが蓄積していき、つまりの原因になっていきます。そうならないためには、日頃から排水口をこまめに掃除する必要があります。
排水口はいくつかのパーツから成り立っており、パーツの一つ一つを台所用洗剤で洗うことができます。
食中毒を避ける観点から、食器用のスポンジと排水口やシンク用のスポンジを分けておくと良いでしょう。
グッズを使って汚れにくくする方法
100円ショップやドラッグストア、ホームセンターなどで買うことができるグッズを使用して、排水口を汚れにくくすることができます。
ゴミ取りネットを使用することで、排水口の奥に細かい汚れの元が流れ込んでしまうことを防ぐことができます。
また、ワイヤーブラシを使用することで排水管の入り口をご自分で掃除することも可能です。
その際には、無理に力を入れて排水管を破損させないようにしましょう。
排水口のヌメリを防止するグッズを使用すれば、ヌメリ防止成分が排水管に流れていくので有効な手段ですが、薬剤の交換はこまめに行うことが必要です。
排水管洗浄液を使用する
株式会社スリーケーが開発した「排水管洗浄液」は化学成分を一切使用しておらず、有用な微生物と酵素を配合しています。
排水口に流すだけで排水管内の汚れに浸透して根こそぎ剥がし、更に抗菌性を保持するため汚れの再沈着を防ぎます。
ヌメリを効率よく分解し、キレイな状態を保持してくれるため、害虫の発生も抑制されとても衛生的です。
使用方法はとても簡単で、一週間に一度排水口に流すだけ。4時間ほど放置することで効果が高まるので就寝前、外出前などに使用しましょう。
使用開始から一ヶ月経った後は、二週間に一度流すだけになります。
継続して使用することで排水管の奥の奥まで微生物が行き届き、長年蓄積していた排水管内にこびりついた汚れを剥がして流してくれます。
排水管がつまってから慌てて対策をするよりも、日頃から排水管を清潔に保つことがトラブルもなく余計な出費を抑えることに繋がります。
まとめ
排水管のトラブル解決を業者に依頼すると、安くて1万円台後半から高くて5万円前後くらいの料金が発生します。
業者の選定にも注意が必要で、料金を支払う以上は納得できる洗浄施工をしてもらうために調べるべき点も少なくありません。
業者に依頼すれば自分で作業することなく専門家が診断してくれるので、安心できるメリットがありますが、いざ洗浄作業に取り掛かってみると排水管の改修工事が必要になったり、汚れがひどい場合には地面を掘り起こして排水管の交換工事を行うことになります。
大掛かりな工事になってしまうと排水管洗浄よりもはるかに高い料金がかかりますが、日頃からこまめに排水口を掃除することで、トラブルの発生を抑えることができます。
そこでオススメしたいのが、株式会社スリーケーが開発した「排水管洗浄液」です。
週に一度、排水口に流し込むだけで家中の排水管に微生物と酵素が行き渡り、排水管の奥の奥に蓄積されている汚れを分解して流してくれます。
日頃から排水管の中まで手入れをすることは困難ですが、人間の腸内細菌のように排水管の中をキレイにしてくれる働きを利用することで、大掛かりな工事を行わなくて済むのです。
一回目の使用から悪臭を抑えたり、キッチンのコバエがいなくなるなどの声を頂いております。