台所に生えるカビの種類とは?黒カビの落とし方や予防方法を紹介
台所の天敵といえば少し油断すると発生し、一度発生すると落としにくい黒カビではないでしょうか?黒カビが生えている台所は、見た目が悪いだけではなく衛生的にも不安です。
また、台所で注意するとよいのは黒カビだけではありません。この記事では、台所に生えるカビの種類や黒カビの落とし方、予防方法を紹介します。
台所のカビについて知りたい人や黒カビの落とし方などを知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
目次
台所に生えるカビの種類
台所はさまざまな食品や水気があるため、黒カビ以外にもさまざまなカビが生える可能性があります。カビの色によってカビが発生する原因が変わります。
どのカビも、衛生的によくない点は変わらないため、どのようなカビが発生するかは知っておきましょう。
お菓子に生えるアズキイロカビ
チョコレートやスポンジケーキなどの甘いお菓子に発生するのがアズキイロカビです。直径2〜3mm程の小さな集落を形成して、色はあずき色やチョコレート色と表現される場合が多いです。
カビ毒は発生しません。
穀類に生えるカワキコウジカビ
お米などの穀類に発生するのがカワキコウジカビです。カワキコウジカビは日本人とってはなじみ深いカビの1種で、かつお節づくりに欠かせないカビです。
ただ、かつお節に使用されるカワキコウジカビは、きちんと管理された場所に発生したものを使用しています。台所に発生したものが必ずカワキコウジカビとは限らないため、食べるなどの行為は避けてください。
餅やみかんに生えるアオカビ
餅やみかんに発生するのがアオカビです。餅やみかんが家にある冬の時期によく見かけるカビで、空気中に浮遊しやすいといった特徴があります。
アオカビには複数の種類があり、なかにはマイコトキシンと呼ばれるカビ毒を発生させる種類もあります。カビ毒を吸い込むとアレルギー症状が発生するだけではなく、肝臓がんや腎臓がんの原因となる場合もあるため、見つけたらすぐに破棄するようにしてください。
台所などの水場に生えるクロカビ
台所などの水場に発生するのがクロカビ(黒カビ)です。湿度が高い程発生しやすく、パッキンなどの柔らかいものに付着し、深く根を張る特徴があります。
そのため、表面は綺麗にしたつもりでも根が残っていればすぐに復活する厄介なカビでもあります。また、衣類や壁紙などにも発生するため、見つけたらできるだけ早い対策がおすすめです。
台所の黒カビの落とし方法
台所などで黒カビを発見した場合は、根を深く張ったり衣類や壁紙に発生したりする前に落としてしまうようにしましょう。漂白剤などでこすると見た目は白くなり、黒カビを落とせたと思うかもしれません。
しかし、黒カビの根は残っている場合があり、根が残っていれば黒カビはすぐに復活してしまいます。根元までしっかりと黒カビを落とすようにしましょう。
準備するもの
まず、黒カビ落としをする際には以下のものを用意してください。
- 塩素系漂白剤
- アルコール除菌スプレー
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
- 中性洗剤(食器用洗剤)
- スポンジ
- あれば歯ブラシ
塩素系漂白剤とアルコール除菌スプレーは黒カビが発生した部分によって使い分けてください。シンクなどの水や洗剤に強い場所は塩素系漂白剤、洗剤に弱い木材やプラスチック製の場所や強い洗剤を使いたくない場合はアルコール除菌スプレーがおすすめです。
また、カビ取りを行う際は必ず換気扇を回し、しっかりと換気を行った状態で行ってください。
塩素系漂白剤を使用する場合、塩素ガスが含まれるため大量に吸い込むと鼻やのどなどの粘膜を傷めるかもしれません。ゴム手袋も必須で、素手で触ってしまった場合はすぐに流水で洗い流してください。
1.洗剤で洗う
まずは、中性洗剤とスポンジで黒カビ以外のヌメリや汚れなどを洗い流します。発生してすぐの黒カビであれば中性洗剤でも落とせる場合があります。
ここでは、初期の黒カビとヌメリなどを落とすだけなのであまりごしごしと洗う必要はありません。洗剤で洗い終わったら汚れが残らないように洗い流し、簡単に拭き上げておいてください。
2.塩素系漂白剤を噴霧して放置
次に、塩素系漂白剤をカビが発生している部分に噴霧して、上からキッチンペーパーをかぶせ規定時間放置します。どれくらい放置するかは使用する製品によって変わるため、必ず取り扱い欄を確認してください。
塩素系漂白剤を使いたくない場所の場合、アルコール除菌スプレーを噴霧してキッチンペーパーでふき取ってください。アルコール除菌スプレーはすぐに乾くため、放置する時間は不要です。
アルコール除菌スプレーは、塩素系漂白剤よりも安全性は高いですがカビの除去には限界があります。カビ自体は除去できても黒ずみが残ったり深く根を張った黒カビには表面的な効果しかなかったりします。この点のみは注意してください。
3.塩素系漂白剤を洗い流す
規定時間放置したら、流水で塩素系漂白剤をしっかりと洗い流してください。もし落ち切らないカビや気になる汚れがあれば、塩素系漂白剤をつけた歯ブラシなどで磨くと綺麗に落ちる場合が多いです。
しかし、力強く磨きすぎると細かい傷になり、その傷にまた黒カビが発生してしまうため、強くこすり過ぎないようにしてください。
これで黒カビの落とし方は終了ですが、塩素系漂白剤が残っているかもしれないと気になる場合は中性洗剤でシンク全体を洗ってもよいでしょう。ただ、この時に酸性の洗剤の使用は絶対に避けてください。
塩素系漂白剤が残っていた場合、化学反応を起こし有毒なガスが発生する可能性があります。
台所の黒カビの予防方法
黒カビは落とすこともできますが、深く根を張ってしまうと完全に除去するのは難しいカビでもあります。そのため、できれば黒カビを発生させないことが大切です。
最後に台所の黒カビを予防する方法について紹介します。できるだけ黒カビが発生しないように日々、意識していきましょう。
シンクに食器や食べかすを放置しない
忙しいとついついシンクに使用済みの食器や食べかすを放置してしまうかもしれませんがこれはやめましょう。食べかすは栄養があるため、カビにとって大好物になります。
シンクには水気もあるため、カビが発生する好条件が揃ってしまいます。食器はできるだけためず洗うようにして、使用後のシンクにも食べかすや石鹸カスが残らないように小まめに掃除してください。
使用後は水気をふき取り乾燥させる
食器洗いのあとにシンクの掃除はしていても、水気のふき取りまでしてる人は少ないかもしれません。しかし、使用後に水気をふき取って乾燥させると黒カビの発生だけではなく、ヌメリも予防できます。
シンクのふき取りは、衛生が重要な飲食店でも採用されている方法です。できるだけ台所を綺麗に保ちたい人は実践してみてください。
水切りかご・三角コーナーを使用後に洗う
水切りかごや三角コーナーは汚れやすい場所と分かっていながら、意外と忘れられてしまう場所です。しかし、食べかすや石鹼かす、水気が残りやすい場所であり、台所のなかでも特に黒カビが発生しやすい場所ともいえるでしょう。
水切りかごは食器をいれたままにはせず、使用したあとは食器を片付けしっかりと洗い、水気が残らないように乾燥させてください。また、三角コーナーは毎日、可能であれば食器洗いが終わったら生ごみを捨て洗って乾燥させるのが、最も衛生的な使い方です。
定期的に除菌・消毒をする
カビを予防するためには、小まめな洗浄と乾燥が重要ですが洗浄だけで、すべてのカビが除去できるわけではありません。日々の洗浄だけではなく、定期的に除菌と消毒も行いましょう。
スリーケーには、除菌・抗菌が可能で、雑菌やノロウイルスやインフルエンザウイルスも24時間抑制してくれる「除菌抗菌・ウイルス不活化 達人ミスト」があります。手指の消毒だけではなく、シンクなどの調理場にも使用が可能です。
安全性の高さも保証されており、飲食店だけではなく防衛省での採用実績もあります。
まとめ
この記事では、台所に生えるカビの種類や黒カビの落とし方、予防方法を紹介しました。台所に生えるカビは黒カビだけではなく、なかにはカビ毒があり見た目の不衛生感だけではなく実際に健康被害を生じる場合もあります。
黒カビには、深く根を張る特徴があるため、黒カビを見つけたらできるだけ早く除去するようにしましょう。ただ、一度深く根を張ると完全な除去は難しいため、そもそも黒カビが発生しないように予防することが大切です。
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