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部屋干しの注意点7つを押さえれば生乾き臭は怖くない!コツやメリットをご紹介

部屋干し 注意点

部屋干しと聞くと、なかなか乾かなかったり、生乾きの臭いが気になったりというネガティブなイメージを持っている方もいますよね。

梅雨時や寒い冬、悪天候や立地条件など、洗濯物を外に干せない事情はさまざまあると思いますが、7つの注意点をクリアして上手に干せば、部屋干しは外干しと大差ないほどの効果が得られ、むしろメリットがあることをご存じですか?

天気が良くても仕事で外に干せないなど、常時部屋干しをされる方必見の注意点をご紹介します。

部屋干しの悩みとは

部屋干し 注意点

部屋干しには冒頭でもお話ししたように、あまりいいイメージがないという方もいますが、それはどんな点が原因なのでしょうか?

一般的に、部屋干しのイメージは以下の通りでしょう。

  • 乾くまで時間がかかる
  • 生乾きの嫌な臭い
  • 部屋が狭くなり、見栄えも悪くなる
  • 部屋の湿度が上がる
  • 乾燥機、除湿機などの電気代がかかる

なにより、部屋干しで一番気になるのは、あの雑巾のような臭いがする「部屋干し臭」ではないでしょうか?

部屋干し臭の原因は、洗濯物についた汚れや皮脂、タンパク質や水分などを餌にして繁殖するモラクセラ菌と呼ばれる雑菌の代謝産物、いわゆるフンのようなものです。

普段は人や家庭内に常在している日和見菌で、洗濯物を外干しすると日光で増殖しにくくなりますが、部屋干しの場合は乾くまでに時間がかかるため、繁殖が進んでしまい、あの臭いが発生するのです。

部屋干しは他にも、部屋が狭くなって人が呼べない、湿気でべたつく、乾燥機などを使うと電気代が高くつくなどとされ、あまり良いイメージではありません。

しかし、今まで特に何もしないで部屋干ししていた方は特に、これからご紹介する注意点を押さえれば、その変化に気付いて頂けると思います。

部屋干し臭について徹底解説しています。

部屋干しのイヤな臭いの原因とは?臭わない部屋干しの方法を紹介

部屋干しの注意点は7つ

部屋干し 扇風機

部屋干しする場合は、実践済みのものもあるかと思いますが、これからご紹介する注意点7つに気を付けて干すことをおすすめします。

(そして、それでも生乾き臭が残ってしまった場合は、ドライでアイロンをかけて熱で殺菌するのも手です。

時間がない場合は消臭スプレーなども効果的ですが、臭いを瞬間的に消すだけで殺菌はできませんのでご注意ください。)

除菌・抗菌効果の高い洗剤を使う

除菌や抗菌効果のある洗剤を選ぶと、部屋干しの嫌な臭いをある程度抑えられます。

特に色柄物にも使える酸素系漂白剤などの洗濯補助剤にも同様の効果があるので、併用するとさらに効果的です。

そして今は広く利用されている柔軟剤には、肌ざわりが柔らかくなるなどの他に、洗濯後に衣類が含む水分を減らす効果があと言われているので、雑菌の繁殖を抑える速乾性が期待できます。

お気に入りの香りも選べますし、洗濯洗剤と柔軟剤のダブル効果で部屋干しをサポートすることができます。

また、洗剤や柔軟剤と一緒に入れて使用する消臭剤なども便利です。

株式会社スリーケーの、柔軟剤と一緒に使える消臭剤「部屋干しバイオくん」は、すすいだ後も善玉微生物が雑菌の繁殖を抑え消臭効果をキープします。

部屋干しバイオくんについてはこちらの記事に詳しいご紹介があります。

部屋干しバイオくんをクリーニング屋さんに使ってもらった感想

お風呂の残り湯を使わない

お風呂の残り湯は私たちの身体の汚れや皮脂・雑菌などが混ざっています。

特に最近のポリエステル素材など速乾性のある衣類は、皮脂などが吸着して残りやすいものもあり、雑菌が繁殖しやすいです。

すすぎにキレイな水を使ったとしても、汚れや雑菌が落としきれず残ってしまい、臭いの原因になります。

節約のためにお風呂の残り湯で洗濯している方は多いと思いますが、部屋干しする場合は避けた方がいいでしょう。

溜めずに洗濯する、沢山干さない

一度に洗って汚れを落としきれる洗濯物の量は、洗濯槽の7割くらいまでです。

節水や省エネを考えて、洗濯物はある程度溜まってからする方も多いと思いますが、洗濯を溜めている間にも菌は繁殖し、汚れは酸化して落ちにくくなります。

そして溜めた洗濯物を一気に洗って干すということは、風通しのスペースを十分確保できず乾きにくくなり、その間、菌の繁殖を許してしまうことになります。

コスト削減も大切ですが、溜め込むのはほどほどにしましょう。

乾きやすい場所を選ぶ

部屋干しが乾きやすい場所には、空気が動きやすいという条件があります。

家の中でその条件を満たすのは以下の場所です。

  • 広めの部屋の中央
  • 高い場所
  • お風呂場
  • 洗面所

基本的には密室にせず、湿気を逃がせるように窓やドアを開けるようにし、防犯上窓を開けられない、窓がないなどの場合は、換気扇を回したり、扇風機を使用するなどすると風を通すことができます。

湿気が多いと思われがちなお風呂場は、換気扇がもともとついているなど、湿気を逃がしやすい構造をしているので、部屋干しに最適な場所といえます。

「風呂干し」についてはこちらで解説しています。

部屋干しはお風呂場で!5つのメリットやポイント、注意点を詳しく解説

洗面所は洗濯機を設置していることが多く、洗濯後すぐに干すことができる動線が理想的です。

逆に、絶対に部屋干しに使用するべきではない部屋は、寝室や畳の部屋、そして本が沢山ある部屋です。

実際この3箇所で部屋干しすると、早く乾く気がするという声をよく聞きますが、それは布団や畳・本が湿気を吸いやすいためで、洗濯物の代わりにそれらが湿り、カビが生えるなどの影響が出かねません。

それ以外の部屋でも、隅や壁際は湿気がこもりやすいので、避けた方が得策です。

部屋干しが早く乾く場所について詳しく解説しています。

部屋干しが早く乾く場所とは? 効率良く乾かすテクニックを紹介

洗濯物同士を離し、風通し良く干す

部屋干しの場合、洗濯物同士の間隔は10~15cmは空けたり、厚手のものと薄手のものを交互にかけたりするなど、工夫してできるだけ風が良く通るように干すのがポイントです。

ジーンズやスカートなどはそのまま干すのではなく筒状に広げたり、厚手のトップスはなるべく厚みのあるハンガーを使ったりすると、中に空間ができるので風を通せます。

パーカーのフードの部分は、曲げた針金ハンガーを使うなどなるべく広げて干すようにすると効率が上がります。

バスタオルなどは、ピンチハンガーなどでジグザグに下げるじゃばら干しや、ポールなどにかける際に半分のところではなくわざと長さを変えてかけると、空気のあたる面積が広がって早く乾きます。

ピンチハンガーを利用するときは、外側に長いもの、内側に向かうほど短いものをかけて、下のラインがアーチ型になるアーチ干しが、より洗濯物に風が通ります。

最近は便利な部屋干しグッズも多数出回っているので、ご自身の洗濯事情に合ったものを利用するのも良いでしょう。

100均で手に入る便利な部屋干しグッズを紹介しています。

部屋干しを快適にしてくれる100均の便利グッズ5選!メリットやコツも紹介

扇風機などの家電を上手く利用する

風の流れを作り、風を当てて水分の蒸発を促し、効率を上げる家電を利用すると、部屋干しはさらに快適になります。

電気代が気になる場合は、扇風機やサーキュレーターがおすすめです。例えば中風で点けっぱなしにしても1日20円もかかりませんし、湿気の逃げ道が確保できれば一番コストパフォーマンスが良いといえます。

洗濯物に対して扇風機の向きを並行にし、間隔を空けて干した洗濯物の間に弱風を通すように当てましょう。

扇風機を使った部屋干しについては、こちらも参考になります。

部屋干しに扇風機を使う効果とは?早く乾かすポイントやメリットを紹介

除湿機は大体1時間で6~20円ほどですが、部屋干しの数時間だけ使用したり、湿気の多い季節に利用したりなどの使い方ができるので便利です。

最近は衣類乾燥除湿機というものもあり、1時間50円と電気代はかかりますが、ジーンズなどが50分くらいで乾くので、部屋干しには強い味方です。

お風呂場には、換気扇が付いていることも多いと思いますが、浴室乾燥機が付いている場合は、序盤は除湿のため換気モードで湿気を逃がしてから、乾燥モードで干しましょう。

浴室乾燥機は、量によって違いがありますが大体2~4時間程度で乾き、電気代は1時間32円程度です。

エアコンも、1時間あたりの電気代約54円程かかりますが部屋干しの味方になってくれます。

部屋干しのエアコン使用についてはこちらに詳しくご紹介しています。

部屋干しをエアコンで乾かす温度と注意点やコツを詳しく解説

どのくらいの頻度で洗濯するのか、電気代はどのくらいまで出せるのかなど、生活サイクルに合った電化製品を利用して効率よく部屋干ししましょう。

洗濯機をキレイにする

洗濯機は衣類をきれいにしてくれますが、洗濯機自体はカビや雑菌の絶好の棲み処なので、こちらも部屋干し臭の原因になります。

使用後は蓋を開けて中を乾燥させるようにし、定期的に洗濯機専用クリーナーなどで掃除をすると、より部屋干し臭やカビを予防できます。

そして、洗濯機を脱衣かご代わりにして洗濯物を溜めると、汚れものから雑菌が移って悪循環になるので、洗濯物は風通しのよいカゴなどにまとめるようにしましょう。

部屋干しのメリット

部屋干し 注意点

上述した7点の注意点を押さえて部屋干しすることで、外干しでは得られない以下のようなメリットがあります。

  • 天候や時間を気にしなくていい
  • 洗濯物の日焼けを防止できる
  • 花粉や埃が付かない
  • 外からの視線が気にならない

現代人の忙しさや生活スタイル、花粉アレルギーなど昔はなかった季節性の病気、そして治安など、たかが洗濯物の干し方といえど世相や環境の変化などが反映され、問題点が多様化しています。

ネガティブなイメージがある部屋干しですが、上のようなメリットもありますので、常時部屋干しの方は是非7つの注意点を取り入れてみてください。

まとめ

外干しはお日様のいい匂いがして、部屋の中を圧迫もしないし、日光には経費がかかりません。

しかし、注意点さえ押さえれば、天候や時間・人目を気にせず、家の中だけで完結できる部屋干しも、現代の社会人に足並みを揃えることができる、新しい習慣になっていくのではないでしょうか?

簡単にお洗濯に取り入れられる、株式会社スリーケーの部屋干しバイオくんは、「部屋干し?特に困ることはないなあ」といえるような快適な部屋干しをお手伝いします。

部屋干しバイオくんこちらでお買い求め頂けます。

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