お風呂の排水口掃除の洗剤タイプとは?選び方や掃除方法を紹介
お風呂場にある排水口の掃除は少し面倒、苦手と思っている人も多いでしょう。
排水口掃除に使用する洗剤は多くのタイプが販売されており、どの様に選べばいいかわからない点も掃除が面倒になる理由の一つかもしれません。
この記事では、お風呂の排水口掃除をする際の洗剤タイプや洗剤の選び方などを紹介します。
排水口掃除が少し面倒だと思っている人や、掃除方法を知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
目次
排水口掃除に使用する洗剤のタイプ
排水口掃除に使用する洗剤には大きく3つのタイプがあります。それぞれどういったときに使用すとよいかなども合わせて紹介します。
液体(ジェル)
液体タイプはサラサラしたものから粘度が高くジェルタイプとも呼ばれるものまであり、薬局などで販売されています。
サラサラとしたものは、汚れに長く付着しませんが排水管の奥まで流れ込むため、奥までしっかり掃除したいときにおすすめです。
一方で粘度が高いジェルタイプは、排水口や排水管にとどまり汚れを分解してくれます。そのため、排水管の手前や頑固な汚れを分解したいときにおすすめです。
また、配管に合わせて流し込むだけなので、誰でもうまく汚れに洗剤を付着させることができます。
スリーケーでは、流すだけで排水口・S字管・下水道などのヌメリを効率よく分解してくれる液体タイプ「排水管洗浄液」があります。
使用すると臭気や詰まりを改善するだけではありません。再付着予防機能があるため効果が1カ月程度持続してくれます。
ヌメリがなく綺麗な状態が続くため、臭いが発生しないだけではなくゴキブリなどの害虫の発生も抑制され衛生的です。
粉末
粉末タイプは、水と反応させることで排水管に薬剤の効果を行き渡らせて、発泡力で汚れを分解します。
ただ、粉末タイプの効果を十分に得るためには、粉末の撒き方や水の注ぎ方などコツが必要です。
粉末と水の量が合っていなかったり、水を流す勢いがよくなかったりすると薬剤が全体に行き渡らず、十分な洗浄効果は得られません。
液体タイプよりも洗浄力は強い場合が多いですが、手軽さや誰でもしっかりと掃除できるといった面では液体タイプより劣る場合があります。
泡
泡タイプは直接泡状の薬剤が出てくる洗剤で、濃密な泡が排水管や汚れにしっかりと付着してくれます。付着時間が長いため、ゆっくりじっくりと汚れを分解してくれます。
液体タイプのように誰でも簡単に使用できるため、おすすめです。
排水口が汚れる原因
排水口が汚れる原因はさまざまです。まずは、排水口が汚れる原因について知っておきましょう。
皮脂汚れ
風呂場や洗面台などの排水口が汚れてしまう原因の一つは皮脂汚れです。手や体を洗う際に流れる皮脂が排水口に溜まり汚れてしまいます。
排水口の汚れのなかでぬるぬるとした汚れや詰まりの原因になるのは、皮脂汚れが要因になっている場合が多いです。
カビ
水場ではよく発生してしまうカビも排水口が汚れる原因です。特に浴室は湿気や湿度が高くカビの餌になる皮脂などが貯まりやすいためカビが繁殖しやすいです。
カビはこまめに掃除する必要があり、黒カビの繁殖を放置していると黒ずみの発生に繋がってしまう可能性もあります。
髪の毛
排水口の汚れや詰まりの原因として多いものに髪の毛もあげられます。人は1日100本程度の髪が抜けるといわれているため、特に髪の長い人であればより多くの髪の毛が排水口に流れてしまうでしょう。
流れた髪の毛は排水口を詰まらせてしまうだけではなく、放置すると髪の毛がとけてドロドロとした汚れや不快な臭いになり掃除しにくい汚れになります。
石鹸や洗剤カス
石鹸や洗剤と聞くと、掃除をするものや綺麗にするものと思うかもしれません。しかし、髪の毛や皮脂汚れが混ざってしまうと、ドロドロとした汚れや不快な臭いの原因にもなります。
特に石鹸カスは、一度付着してしまうとごしごしとこすっても取れにくい頑固な汚れになってしまいます。こまめな掃除を行い、石鹸カスなどが定着しないようにしましょう。
排水口掃除をせずに放置したらどうなる?
できれば排水口掃除はしたくないと思っているかもしれませんが、放置はおすすめしません。ここでは、排水口掃除をせずに放置したらどうなるのかを紹介します。
臭いやカビが発生する
排水口の掃除をせずに放置した場合、まず嫌な臭いやカビが発生します。皮脂汚れなどはカビや雑菌の餌になり、排水口には水気もあるためカビや雑菌が繁殖しやすい環境が整っていると言えるでしょう。
カビや雑菌が繁殖すると、ぬるぬるとした汚れに変化し、このぬるぬる汚れがものが腐ったような不快な臭いを発生させます。
詰まる
ぬるぬるに変化し、汚れは髪の毛や皮脂汚れを付着させます。その状態で排水口のなかに流れて溜まっていくと、排水管の詰まりにつながります。
初期の詰まりなら、薬局などで購入できるパイプクリーナーなどで対処が可能です。しかし、詰まりがひどくなると家庭用薬品では解消できず、業者への依頼が必要になる場合もあります。
水漏れが起こる
排水管が完全に詰まってしまうと排水ができないため、なんらかの対処を行う人が多いでしょう。
しかし、中途半端に詰まっている場合かろうじて排水ができるため、流れにくいと感じつつ放置してしまう人もいるかもしれません。
そうすると排水口や排水管に水が溜まってしまい、隙間から水漏れが起こる可能性があります。排水口の詰まりが原因の水漏れの対処は処置が難しいため、業者に依頼する必要があります。
それだけではなく、マンションなどに住んでいれば、発生した水漏れが他の住民に迷惑をかけてしまうかもしれません。もし家財道具や生活に影響が出た場合、損害賠償を請求される可能性もあります。
排水口掃除に使用する洗剤の選び方
現在薬局などにいくと多種多様な排水口掃除に使用する洗剤が並んでいます。どの洗剤を選べばよいのか、迷った経験がある人もいるでしょう。
ここでは、排水口掃除に使用する洗剤の選び方を紹介します。
洗剤のタイプ
まずは洗剤のタイプです。先述したとおり、洗剤のタイプには液体(ジェル)・粉末・泡の3種類があります。
迷った場合は、誰でも簡単に使用できる液体(ジェル)か泡タイプの洗剤がおすすめです。簡単に使用できるだけではなく、排水管や汚れに対するとどまり具合もよく、十分な洗浄効果が得られるでしょう。
汚れの種類
排水口掃除に使用するといっても、さまざまな成分を使用しています。どのような成分を使用しているかによって、どのような汚れに有効かが変わります。
- 油汚れ:水酸化ナトリウム
- 髪の毛やたんぱく質汚れ:次亜塩素酸ナトリウム
- バイオフィルム(ぬめり):微生物や酵素が含まれたバイオ洗剤 など
どこの排水口を掃除するのか、おもにどのような汚れが付着しているのかによって、最適な成分を選びましょう。
排水口の掃除方法
最後に排水口の掃除方法を汚れの度合い別に紹介します。排水口を掃除する場合はぜひ参考にしてください。
日常的な掃除
日常的な排水口掃除としては、詰まりや汚れの原因になりやすい髪の毛などの大きめのゴミや汚れを取り除きます。
軽い汚れや水垢程度であれば、中性洗剤でこすると綺麗になります。
中性洗剤なので、取り扱いも簡単で気軽にできる掃除方法です。日常的な掃除を小まめに行っておくと、汚れが溜まらず常に綺麗な状態を維持できます。
汚れがひどくなった場合の掃除
中性洗剤で日常的に掃除していても、少しずつ汚れは溜まってしまいます。
中性洗剤でこする程度の掃除では汚れが落ちなくなってきたら塩素系漂白剤や排水口掃除用の洗剤などを使用した掃除が必要です。
洗剤を汚れが目立つところに使用し、すぐにこすらず規定の時間放置して汚れにしっかりと洗剤を染み込ませます。
酸性系やアルカリ系の洗剤を使用する場合は、使用方法をしっかりと確認して、換気をしながら使用してください。
詰まってしまった場合の掃除
排水口が詰まってしまった場合、まずは少し強力な排水口掃除用の洗剤を使用して汚れを分解しましょう。
風呂場などであれば、髪の毛が詰まっている場合が多いため、次亜塩素酸ナトリウムを使用した洗剤がおすすめです。
洗剤を使用しても詰まりが解消しなかった場合、ラバーカップや排水管の汚れを掻きだす掃除グッズを使用してみましょう。ただ、汚れを掻きだす掃除グッズは配管を傷つけないように注意する必要があります。
どうしても詰まりが解消しない場合は、業者に依頼するしかありません。水漏れが発生しないようにできるだけ早く連絡するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、排水口掃除をする際の洗剤タイプや洗剤の選び方などを紹介しました。排水口掃除に使用する洗剤には多くの種類がありますが、洗剤のタイプや汚れの原因などを基に最適なものを選んで使用してください。
洗剤にはそれぞれ最適な使用方法や放置する場合にも時間が必ず記載されています。放置しすぎると配管を傷めたり、変色したりする可能性もあるため必ず守って使用しましょう。
株式会社スリーケーでは、排水管内のヌメリを効率よく分解してくれる「排水管洗浄液」があります。臭気や詰まりを改善するだけではなく、再付着防止機能で効果は約1ヶ月持続してくれます。
排水口の掃除をしたい方は、ぜひ一度使用を検討してください。