洗面台が詰まった際の対処法!原因や予防法も分かりやすく紹介
洗面台の流れが悪かったり、詰まったりする原因にはさまざまな理由があげられます。
日頃から丁寧に掃除をしているつもりでも、排水口の奥で詰まりが発生してるケースもあるため、詰まりの原因ごとに正しく処置することが大切です。
洗面台の詰まりは、市販の道具や洗剤を用いて自分で解消できる場合もあるため、水が流れにくいと感じたら、生活に支障をきたす前に早めに対処しましょう。
この記事では、洗面台が詰まった、または流れが悪い際の対処のしかたや、詰まりを予防する方法について紹介します。
目次
洗面台の詰まりを引き起こす5つの要因
洗面所は、毎日のように使用される場所であるため、洗面台には日々多くの物が流れ込みます。
そのなかで、詰まりの要因となりうるものは以下の通りです。
髪の毛や埃などのゴミ
洗髪洗面台の場合は、特に髪の毛が流れていきやすいですが、普通の洗面台でも、ヘアセットやドライヤーを使用することによって抜けた髪が落ちる可能性は高く、それをそのまま流してしまうことで、排水口の詰まりにつながるため注意が必要です。
さらに、ヘアキャッチャーを通り抜けてしまうような短い毛髪や、シェービングにより剃り落とされたヒゲ、衣類を手洗いした際に流れた細かい埃なども蓄積することで、ヌメリやつまりの原因となります。
石鹸(洗剤)のカスにより発生したヌメリ
ハンドソープやシャンプーのカスによって発生したヌメリが、髪の毛や埃に絡まることで詰まりを引き起こすケースがあります。
ヌメリを発生させる菌は繁殖力が高く、放置するとどんどん増えていくため、定期的な掃除が不可欠です。
水道水に含まれるミネラルによる水垢
水道水に含まれるミネラルや金属イオンが石鹸や皮脂などと混ざり、つまりを引き起こす場合もありますが、これは、水道水を使用しているかぎりは避けられません。
こまめな清掃で対策するほか、軟水器を使用することで原因となる金属イオンの除去が可能です。
嘔吐物
やむを得ない事情により洗面台で嘔吐してしまった場合、あわてて流してしまうと詰まりの原因になりかねません。
しかし、ウイルス性の感染症などが嘔吐の原因であるケースもあるため、二次感染を防止するために、マスクや使い捨て手袋などを用いて直接触れないように処理しましょう。
アクセサリーやカミソリなどの小物類
指輪などのアクセサリーや、歯ブラシ、カミソリなどの小物を排水口に落下させた場合、排水の通り道を塞いで流れが悪くなることがあります。
ヘアキャッチャーが取り外しできる洗面台の掃除の際に誤って落としたり、落としたものを放置したりするのは避けましょう。
洗面台に発生した詰まりの直し方
洗面台の詰まりを解消する際は、詰まりの種類や発生している場所によって適切な対応をすることで、自分で解消できる可能性があります。
単に流れが悪い場合と、詰まりが発生している場合で原因が同じケースもあるため注意が必要です。
ここからは、洗面台が詰まった際の対処法について紹介します。
ヘアキャッチャーを掃除する
ヘアキャッチャーに大量の髪の毛やゴミが引っかかっている場合、ヘアキャッチャーを掃除するだけで流れがよくなる可能性があります。
排水口の奥で詰まりが発生している場合でも、まずはヘアキャッチャーを掃除するところから始めましょう。
- 外せるタイプのヘアキャッチャーは外す
- 割り箸やゴム手袋でゴミを除去する
- 中性洗剤とブラシを使用してヌメリや汚れを掃除する
- よく洗い流して戻す
ヌメリがひどい場合やしばらく掃除していなかったなどの事情がある場合は、放置時間を設けると効果的な洗剤を使用するのがおすすめです。
いずれの場合も、使用する洗剤で指示されている方法に従いましょう。
パイプクリーナーを使用する
パイプクリーナーは排水管に発生した軽度の詰まりを解消するのに有効で、完全に詰まってしまう前の状態であれば、相応の効果が期待できます。
排水管にたまった汚れが原因で水の流れが悪くなっている場合におすすめの方法です。
- ゴム手袋やマスクを着用し、換気を行う
- 排水口の栓やヘアキャッチャーを取り外す
- パイプクリーナーを指定の量注いで、指示通りの時間放置する
- パイプクリーナーと汚れを強めの水圧でしっかり洗い流す
放置時間を自己判断で長くすると、汚れが再度かたまりとなって詰まりが再発するリスクがあるため注意しましょう。
完全に詰まってまったく水が流れない状況では、パイプクリーナーが効果を発揮するのはむずかしいため、物理的に詰まりをこそぎとる必要があります。
ラバーカップを使用する
嘔吐物による詰まりや、つまりを水圧によって解消したい場合は、ラバーカップが便利です。
ラバーカップとは、トイレなどで見かけるすっぽんのことで、洗面台の詰まりには以下の方法で改善が期待できます。
- 洗面台の上部に設けられた穴を、テープなどでしっかり塞ぐ
- 排水口の栓やヘアキャッチャーを取り外す
- ラバーカップを排水口にあて、ラバー部分が隠れる程度の水をためる
- ゆっくり押し出して、一気に戻す作業を繰り返す
詰まりの解消が見込めるまで何度か押したり引いたりを繰り返しましょう。押し出しづらいときには、柄の部分を斜めにすると押し出しやすくなります。
10回程度繰り返しても流れが悪いときには、水圧では解消できないタイプの詰まりが発生している可能性が高いです。
ワイヤーブラシを使用する
排水管に汚れやヌメリが蓄積し、詰まりを引き起こしている場合には、ワイヤーブラシを使うのが効果的です。
ホームセンターで比較的安く入手でき、詰まりの原因をごっそり巻きとれるため、効果を実感しやすい特徴があります。
- 排水口の栓やヘアキャッチャーを取り外す
- ワイヤーブラシを排水管の中に少しずつ押し込む
- 詰まりにぶつかった感覚があったら、回転させて詰まりをこそぎとる
- 水の流れを確認する
- ワイヤーブラシの汚れを拭い、洗浄後は、乾燥させて保管する
洗面台の排水口は、ほかの水まわりの排水口に比べて小さい傾向があるため、購入の際はブラシの大きさに注意しましょう。
また、排管を傷つけないように取扱いにも注意する必要があります。
保管の際は、サビを防止するために乾燥させてから片づける必要があります。
排水トラップを分解して掃除する
小物を詰まらせたり、ワイヤーブラシなどを使用しても改善が見込めなかったりする場合は、排水トラップを分解すると直接的に原因を除去できます。
詰まりの原因を目視しながら掃除できるため、最も手っ取り早く効果的な方法です。
- 洗面台下の棚からものを全て取り出し、汚れ防止のために新聞紙などを敷く
- 排水パイプの下にバケツを設置し、ナットを緩めて取り外す
- 詰まりの原因をワイヤーブラシや歯ブラシを使用してかきだす
- 小物が落下していないか確認し、あれば取りだす
- 取り付けたら、ナットをしっかり締める
ナットは、外すときは下→上の順でゆるめ、取りつけるときは上→下の順で締めるようにしましょう。
排水トラップには、自分で取り外しができないタイプのものもあります。
専門の業者へ依頼する
これまでの方法で詰まりの解消が見込めない、排水トラップの分解が不安・不可能な場合は、無理せず専門の業者へ依頼しましょう。
詰まりを解消するだけではなく、頑固でこびり付いたよごれも解消し、洗面台をきれいに保つためのコーティングを行ってくれるところもあります。
洗面台の詰まりを予防するには
日々流れるゴミや汚れが少しずつたまって発生する洗面台の詰まりを予防するために、以下のような対策が推奨されます。
髪の毛やゴミが流れ込むのを防止する
排水口にネットを使用する、ヘアキャッチャーに引っかかった髪の毛などはたまる前に取りのぞく、付近にゴミ箱を設置し、ゴミをすぐに捨てられる状況にするなどの工夫をしましょう。
汚れを全く流さないというのは不可能ですが、こまめに原因を取りのぞき、掃除を行うことで、排水口が再び詰まるのを十分に予防できます。
排水管洗浄液を使用する
詰まりを解消したあとの排水管は、株式会社スリーケーの『排水管洗浄液』で詰まりの再発を予防するのがおすすめです。
流すだけで排水口から下水道に続くまでの長い排水管のヌメリを効率よく分解し、再付着を防止するほか、バイオの力で効果が1ヶ月持続し、場所を選ばずどの排水管にも使用できます。
4時間程の放置時間を設けることで効果がより得られるため、就寝前や出勤前に使用すると効率的です。
定期的に高圧洗浄を行う
専門の業者に依頼して、1年に1回程度の頻度で高圧洗浄を行うと、詰まりの予防ができます。
高圧洗浄は、キッチンなど油汚れが頑固なつまりの原因になっている場合でも高い効果を発揮するため、洗面台が詰まりやすい、流れが悪くなりやすいという悩みを抱えている人におすすめです。
まとめ
今回は、洗面台の詰まりに対する改善方法や予防法について紹介しました。
身だしなみを整えるために、毎日のように利用する洗面台は、詰まると日常生活に支障をきたします。
ひどい詰まりが起こる前に改善することが大切ですが、完全に詰まった状態の排水管にパイプクリーナや排水管洗浄液を流し込むと、詰まりの悪化につながるため注意が必要です。
詰まりを解消した洗面台は、こまめな掃除や株式会社スリーケーの『排水管洗浄液』を使用して詰まりにくい状態で維持できるように努めましょう。