犬のおしっこがフローリングに!対策に便利な消臭法や予防グッズを紹介
とても賢くてしっかりとしつければトイレをきちんと覚える犬ですが、粗相をしてしまった場合は後始末の仕方によって臭いやシミが残ってしまいます。
特にフローリングの場合、内部まで染み込んでしまうとにおいもシミも消しにくくなります。
この記事では、フローリングで犬を部屋飼いする場合のおしっこ対策について、掃除方法や臭いの落とし方、予防方法などを紹介します。
フローリングのおしっこ対策は犬にとっても嬉しい効果を期待できる場合もあるため、ぜひ参考にしてください。
目次
犬のおしっこが臭い原因
犬のおしっこが臭い原因は、以下のような成分です。
- アンモニア
- 尿酸
- ホルモン
- 細菌
おしっこ臭の原因のなかでも、特にアンモニアは時間が経つと濃度が徐々に高くなり、臭いの強い刺激性のガスへと変化してしまいます。
元々、尿は老廃物が含まれているため、放置したり落としきれなかったりした場合、フローリングの内部まで染み込んで、雑菌が繁殖して臭いが残ってしまいます。
そうなってしまう前に、犬のおしっこがフローリングについたらすぐに拭き取り、汚れをしっかり落として消毒・消臭しましょう。
犬のおしっこの掃除方法と臭いの落とし方
犬がフローリングでおしっこをしてしまった場合の掃除方法と臭いの落とし方を紹介します。
フローリングはもちろん大切ですが、犬を大切にすることも考えて対処しましょう。
専用洗剤で洗浄する
おしっこを掃除する際の拭き掃除用洗剤には、一般的な住居用の洗剤ではなく、犬やペット専用の洗剤を用意しましょう。
犬やペット専用の洗剤には犬のおしっこを分解しやすい成分を含んだものや、自然由来のものなど、万が一愛犬が舐めても問題ない成分で作られています。
また、汚れを落とすだけでなく除菌や消臭効果も兼ねている製品も多く出回っているため、用意しておくと心強い味方となります。
フローリングでの使用が可能か、コーティングを剥がすことがないかなど、自宅のフローリングとの相性などを確認して購入しましょう。
専用消臭剤を使用する
とにかく臭いが気になる場合は、市販の犬専用の消臭剤を使用するのもおすすめです。
臭いの原因は微生物などの菌であることもあり、そういった場合には除菌をすることで消臭効果を発揮します。
消臭剤に除菌効果があるものが多いのはそのためです。
犬やペット専用の消臭剤には、天然の除菌成分であるショウガや緑茶などを原材料としたものがあり、犬にも安心して使用できます。
スプレータイプで気になるところに気軽に使用することが多いため、嗅覚の優れている犬のストレスにならないよう、香りの優しいものを選びましょう。
犬に優しいクエン酸を使う
クエン酸は食品としても使用できる、基本的に健康被害のない成分です。濃すぎないようにしっかり薄めて使用しましょう。
水200mlに対しクエン酸小さじ1杯を、よく溶かして使用します。
犬の臭い成分であるアンモニアはアルカリ性のため、酸性のクエン酸が中和反応によって消臭効果を発揮します。
クエン酸の成分が残るとシミになる可能性があるため、スプレーを吹きかけたら一度水拭きしたあと、乾いた布などでしっかり拭き取って、成分と水分を残さないのもポイントです。
クエン酸は、コストパフォーマンス面でも安全面でも優秀で利便性も高く、おすすめです。
酵素入り洗剤・消臭剤を選ぶ
酵素入りの洗剤や消臭剤は、犬などのペットの『臭い戻り』を防ぐ消臭が可能です。
消臭剤は臭いの原因菌を除菌することで消臭するしくみです。
しかし完全に落としきれなかった臭いの原因物質が残っていると、それが原因で湿気の高い夏場などに臭いが戻ってくることがあります。
酵素入りの洗剤や消臭剤は、尿のアンモニアやたんぱく質を分解します。また、酵素系の洗剤はすすぎが不要であるため、フローリングにも適しています。
株式会社スリーケーの『除菌と消臭 達人ミスト』は天然酵素の力で犬のおしっこ臭の元を分解し、ウイルスを24時間抑制する除菌・抗菌効果もあるためおすすめです。
→ペットの消臭スプレーは安全なものがおすすめ!選び方や手作り方法など紹介
犬のおしっこによるシミや臭いを予防するグッズ
犬に粗相をされる前に予防できればそれが一番の対策といえます。
ここでは、犬のおしっこによるシミや臭いを予防するグッズを紹介します。
ペットに合ったフローリング
費用が多少かかりますが、これからも末永く犬と付き合っていく予定という人は、思い切ってペット向けのフローリングに貼り替えると、長期的にみた場合におすすめです。
ペットに優しいフローリング材は以下をポイントに選びましょう。
- 滑りにくい
- 傷や汚れがつきにくい
- 掃除・お手入れがしやすい
- 消臭効果がある
- 水に強い
- 耐久性が高い
- 環境・ペットに優しい素材
- クッション性がある
ペット専用のフローリングを取り扱っているところもあります。
今すでにフローリングが傷んでしまっている、どんなに掃除しても臭いやシミがとれなくなっている場合は、この先の掃除の手間や快適さを考えて、思い切って貼り替えるのもいいかもしれません。
フローリングシート・保護マット・クッションフロア
フローリングシートや保護マット・クッションフロアなどを使用してフローリングを保護する方法があります。
汚れたら洗濯機で洗えるマットや、拭き掃除がしやすいもの、貼り替えやすいものなどさまざまなものが市販されています。
ペット専用のものもあるため、防臭・防汚など性能を吟味して選んでみましょう。
腰壁シート
腰壁シートは腰の高さ辺りから下に貼られた壁紙シートで、装飾用のものが一般にありますが、ペット専用のものもあります。
猫などの場合、爪とぎ防止に滑りやすいものがありますが、犬の場合は足を上げてマーキングしてしまう場合や床に粗相する場合の撥ね返りなどから壁を守ります。
洗剤をつけた雑巾で拭いても、スポンジで擦ることもできるため、掃除がしやすくおすすめです。
L字型トイレ
家の中でマーキングしてしまうオス犬にはL字型トイレが便利です。
コーナータイプや、壁になる側にもトイレシーツが設置できるタイプ、ポールが立っているタイプなど、さまざまな特長があります。
必要がなくなったら平らに広げてフラットトイレになるなど、汎用性のあるトイレです。
家の中でのマーキングはオス犬を飼っている飼い主の悩みです。便利なアイテムを利用して、人も犬も快適な生活を目指しましょう。
ペット用ワックス
ワックスはフローリングを水や汚れ・傷から守る保護膜ですが、ペット用ワックスはフローリングを保護しながら犬のことも守ります。
フローリングのように滑りやすい床で歩くことは犬の足腰にとって負担であり、脱臼やヘルニアなどの病気や転倒による骨折などを引き起こす恐れもあります。
その点、ペット用ワックスは滑り止め効果があるため犬の足に優しく、また、犬が舐めても安心な成分でできています。
おしっこがかかっても変色や剥がれが起きにくい、抗菌効果がある、効果持続が1年程など、性能もいろいろいいものが出回っているためおすすめです。
マナーウェア
高齢犬やトイレトレーニング中の子犬など、室内でのおしっこがうまくコントロールできない場合などは、マナーウェアを使用してみましょう。
飼っている犬のサイズに合わせたものを使用することで、しっかりと吸収してくれます。
犬がフローリングに粗相をする理由
犬がトイレではなくフローリングに粗相をしてしまう理由を知れば、汚れや臭いの予防に繋がります。
犬が粗相をする理由は以下です。
- トイレの場所や大きさに不満がある
- 環境の変化による不安やストレス
- しつけが失敗している
- 高齢である・幼犬期のトレーニング中
- マーキング
犬は賢い生き物であるため、きちんとしつけられていれば本来トイレの失敗はせず、失敗する場合は何か原因があるといわれています。
犬の様子を注意深く観察し、上記のような問題に気付くことやひとつひとつに対処していくことは、犬の悩みと、おしっこによるフローリングの悩みの両方を解決することにつながるといえるでしょう。
まとめ
犬のおしっこによるフローリングの悩みは、室内で犬と一緒に暮らしている人みんなの悩みの種だと思います。
犬のおしっこ対策の基本は「徹底的な清掃と消毒、そのあとの消臭」です。
粗相を発見したらなるべく早く掃除をして、株式会社スリーケーの『除菌と消臭 達人ミスト』で除菌・消臭しましょう。
天然酵素から作られた、フローリングにも犬にも優しい除菌消臭剤です。酵素の力をぜひ一度お試しください。
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