洗濯物を洗うまでの保管はどこがベスト?溜め置き洗濯の注意点と改善策

忙しい方や、一人暮らしで毎日の洗濯物の量が少ない方は、休みの日にまとめて洗濯をすることが少なくありません。
まとめて洗濯物を洗う溜め置き洗濯の場合、雑菌を増やさないために洗うまでの保管場所はどこがベストなのかを知っておくと安心です。
この記事では、洗濯物を洗うまでのおすすめの保管場所に加え、保管時の注意点や雑菌を繁殖させない洗濯のコツも紹介します。
洗濯物を溜める際の臭いが気になる方や、スペースをうまく使った保管場所が知りたい方はぜひご覧ください。
目次
洗濯物を洗うまでの保管場所は?
洗うまでの洗濯物の保管場所として、洗濯機の中を使っている方もいるのではないでしょうか。
洗濯カゴを置く場所がない場合や、洗濯物を洗濯機に入れる手間が省けるため時短になると思われがちですが、長時間洗濯機の中に洗濯物を放置しておくことはおすすめできません。
ここでは、洗濯物を洗うまでの保管場所を洗濯機にするデメリットと、ベストな保管場所を紹介します。
洗濯機の中での保管はNG?
溜め置き洗いをする場合、洗濯物の保管場所を洗濯機の中にして、嫌な臭いがついてしまったという経験をした方もいるかもしれません。
洗濯物についてしまった臭いは洗ってもとれにくい場合もあり、洗濯物の保管場所を洗濯機の中にするのはおすすめできません。
放置した洗濯物の臭いの原因はモラクセラ菌などの雑菌です。
モラクセラ菌をはじめとした雑菌は、洗濯物に残っている皮脂やタンパク質、水分をエサにして繁殖します。
繁殖した雑菌はフンのような代謝物が嫌な臭いの原因になります。
また、溜めた洗濯物はカビにとっても最適な環境です。
カビは湿度約60%の水分や湿気を好み、タンパク質や脂肪が栄養となり繁殖するためです。
雑菌やカビは洗濯物だけでなく、洗濯槽にも付着して繁殖します。
洗濯槽に雑菌やカビがついてしまうと、洗濯をするたびに洗濯物に汚れや臭いが移ってしまうため、洗濯の意味がなくなってしまいます。
洗濯物を洗濯機に入れっぱなしにすることはデメリットがあるため、他の保管場所を考えることが重要です。
洗濯物を洗うまでのベストな保管場所
洗濯前の保管場所は、洗濯カゴが最適です。
通気性のよい洗濯カゴに入れておくことで、雑菌やカビを防ぐことができます。
また、いくつかの洗濯カゴを準備しておくと、色柄物やネットに入れる洗濯物を仕分けできるため、洗濯の際の手間を省くことができます。
洗濯カゴの選び方
洗濯カゴと一口にいっても、さまざまな素材のものがあり迷ってしまう方も少なくありません。
ここでは、洗濯カゴの素材別の特徴について紹介します。
また、洗濯カゴの容量は、ライフスタイルと洗濯物の種類にあった大きさを選びましょう。
一般的に1日に出る洗濯物の量は1人あたり約15〜20リットルが目安のため、洗濯カゴ選びの参考にしてください。
プラスチック製・シリコン製
プラスチックやシリコン製の洗濯カゴは、軽量で持ち運びしやすく、汚れがつきにくいことが特徴です。
また、汚れても水洗いができるため、お手入れも簡単で衛生的に使えます。
一方で、安価なものを選ぶと耐久性が低くひび割れを起こす可能性もあり、直射日光強いアルカリ性・酸性の洗剤がつくと変色が起こるため注意が必要です。
ステンレス製
ステンレス製の洗濯カゴは、耐久性が強く、サビに強いことが特徴です。
シンプルなものが多いため、インテリアの邪魔にならず長く使えます。
しかし、金属製で重量があるため、持ち運びに便利なキャスター付きを選ぶと良いでしょう。
布製
布製の洗濯カゴは、インテリアになじむデザインが特徴ですが、湿気が溜まりやすく、濡れた衣類を入れるとカビが生える場合があります。
使い続けると型崩れを起こしやすい点にも注意が必要で、溜め置き洗いには布製は避けたほうがいいかもしれません。
ラタン製
植物の籐で作られたラタン製の洗濯カゴは、通気性が良く湿気がこもりにくいのが特徴です。
しかし、水や湿気には弱く、濡れた洗濯物を入れると素材が傷みやすくなります。
経年劣化によりささくれができるデメリットや、直射日光に弱く、日陰での使用が推奨されるため注意が必要です。
フタあり、フタなしはどっちがいい?
フタがついている洗濯カゴは、保管しておく際の臭いやほこりの付着が気になる方におすすめですが、湿気がこもりやすいため、雑菌が繁殖する可能性があります。
フタなしの場合は、湿気がこもりにくく、洗濯カゴ自体のカビ防止にもなります。
通気性がよい洗濯カゴを選びたいけれど、ほこりやペットの毛などが入ってしまうのが心配な方は、側面にメッシュ素材を使っているものや穴があいているフタつきの洗濯カゴを選ぶのもおすすめです。
洗濯前の保管時の注意点
洗濯前の保管場所以外に雑菌やカビを繁殖させないためには何に注意すべきなのか、悩んでしまうこともあるかもしれません。
ここでは、洗濯物を洗うまで保管する場合の注意点を紹介します。
洗濯物を1週間以上放置しない
洗濯物を放置すると衛生面での心配があるため、できるだけ早めに洗濯することが理想です。
1週間以上放置された洗濯物は、雑菌やカビが繁殖している可能性が高く、梅雨や冬など湿気が高い季節ではさらに菌が繁殖するため臭いが出やすくなります。
2~3日に1回程度のペースで洗濯することで、雑菌やカビの繁殖を抑えられる可能性が高いでしょう。
洗濯カゴの置き場所に気を付ける
洗濯カゴの置き場所は、湿度の高くならない場所を選びましょう。
洗濯機の近くは、湿気が溜まりやすい環境のため避けることをおすすめします。
風通しがよく、換気ができる場所に洗濯カゴを置くことが大切です。
洗濯カゴに洗濯物を詰め込み過ぎない
洗濯カゴに大量の洗濯物を詰め込むと、カゴの中で湿気が溜まり雑菌が増える原因になります。
洗濯物が多くなる場合には、洗濯カゴをいくつか準備し、分けて保管しましょう。
汚れた洗濯物と濡れた洗濯物は分ける
皮脂やたんぱく質で汚れた洗濯物と濡れて湿気を含んだ洗濯物は分けて保管しましょう。
皮脂やたんぱく質と湿気は雑菌の好物なので、汚れた洗濯物と濡れた洗濯物を同じカゴに入れておくと雑菌が一気に繁殖します。
まずは濡れている洗濯物を干して乾かしてから洗濯カゴに入れましょう。
雑菌を繁殖させない洗濯のコツ
せっかく洗うまでの洗濯物の保管をきちんとしていても、洗濯の際に細菌が繁殖しては台無しです。
ここでは、雑菌を繁殖させない洗濯のコツを紹介します。
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、汚れを落としきれず臭いが残る可能性があります。
溜め置き洗いの場合は、洗濯物の量が多いため数回に分けて洗うことになるかもしれません。
そのうえ、臭いや汚れが残ってしまっては、結局もう一度洗濯することになるため、手間が増えてしまいます。
洗濯する際は、洗濯槽の7〜8割程度になるように量を調整しましょう。
消臭・抗菌効果のある洗剤を使う
溜め置き洗いの洗濯には、洗剤の選び方も重要です。
洗浄力の強さも大切ですが、臭いが気になる方や部屋干しする場合には、消臭・抗菌効果のある洗剤を使うことをおすすめします。
株式会社スリーケーの『部屋干しバイオくん』は、善玉微生物が雑菌を抑制し、従来の抗菌洗剤ではすすぎ時に落とされてしまう消臭効果をキープできる洗剤です。
約1/1000mmの善玉菌が繊維に定着し、悪臭の原因となる雑菌の繁殖を防ぐことで、気になる洗濯物の臭いを抑制することができます。
洗濯時、柔軟剤ポケットに『部屋干しバイオくん』を入れ、通常の洗濯をするだけで効果が期待できるため、忙しい方でも手間なく利用できます。
忙しく溜め置き洗いが多いけれど洗濯物の臭いを出したくない方は、株式会社スリーケーの『部屋干しバイオくん』がおすすめです。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わったらすぐに干すことで雑菌やカビの繁殖を防ぐことができます。
洗濯が終わり、水分が溜まったままの洗濯物を放置してしまうと、洗濯物や洗濯槽に雑菌やカビがつきやすくなります。
洗濯後に放置してもよい時間は夏場で1時間程度、冬場で2時間程度が限度です。
しかし、その時間内であっても雑菌が増えないとは言い切れないため、できるだけ早く洗濯物は干しましょう。
風通しの良い場所で干す
洗濯物を早く乾かすことで、雑菌の繁殖を抑制できるため、早く乾く干し場所と干し方を知っておくことは大切です。
風通しの良い場所で干す、部屋干しの場合は部屋の中央の高い場所に干すことで湿気を取り除くことができます。
部屋干しの場合は扇風機やサーキュレーター、エアコンなどで風通しをよくするのもおすすめです。
また、干し方は両端に長いもの、中央に短いものを干すアーチ干しにすると乾きやすくなります。
洗濯物と洗濯物の間は5センチほど離して干すと、風通しが良くなり早く乾きます。
まとめ
洗濯物を洗うまでの保管は、洗濯カゴを使うことが推奨されます。
洗濯機の中に入れっぱなしにすると、臭いの元となる雑菌やカビの原因となるためです。
洗濯カゴは通気性のよいものを選び、湿気の少ない場所で保管します。
洗濯物を保管した後の洗濯にも注意が必要です。洗濯物に雑菌を繁殖させないよう、抗菌効果のある洗剤を使い、洗濯が終わったらすぐに干しましょう。
雑菌を防ぐ洗剤は株式会社スリーケーの『部屋干しバイオくん』がおすすめです。
普段の洗濯に追加で入れるだけで雑菌を防げるため、洗濯を頻繁にできない忙しい方は、ぜひお試しください。