洗濯の時間はどのくらい?汚れが落ちる時間や時短のコツなど詳しく解説
時間帯が気になる、家事をスムーズにすすめたいなどの理由で、洗濯にかける時間を調整したい人は結構いると思います。
- 昼間に仕事をしている人
- 家族が多い人
- 大きい洗濯物や、汚れものが多い人
- 2階に住んでいるため階下が気になる人
この記事は、洗濯にかかる時間が気になる人に向けて、洗濯物の状態による時間の調整の方法や、最適な時間帯などを紹介します。
1日の家事のスケジュールを組むときは、洗濯を中心にして考えないと意外と上手く回せません。
洗濯にベストな時間をかけ、上手く予定を振り分けるための参考にしてください。
目次
洗濯にかかる時間が気になる理由とは?
洗濯にかかる時間が気になるのは、近所迷惑になる時間帯や、他の予定との兼ね合い、天気などが背景にあると考えられます。
ここでは、洗濯にかかる時間に煩わされないよう、気を付けたいポイントを紹介します。
洗濯が可能な時間帯は一般的には8時から20時
1週間のうち、適切な洗濯機の稼働時間は曜日によって少しだけ変わります。平日は、環境にもよりますが8時~20時くらいまでが一般的です。
アパートに住んでいて下に響きやすい場合はもっと時間帯を狭く考えた方が好ましく、隣人を気にしなくていい一軒家などは家族が承諾するなら1日中回しても問題はありません。
土日祝日は平日仕事をしている人がゆっくりしたいなどの理由があるため、朝を少し遅めにし、スタートが遅いため夜もその分遅く、9~21時まであたりが無難です。
洗濯機の音や振動
日常生活でストレスにならない程度の騒音レベルは50db(デシベル)程度までですが、洗濯機は平均30~45dbで、洗濯機の機種によってはギリギリといえます。
例え洗濯機を回す時間を考慮しても、いつどのように回しても、うるさいと思われることに変わりはありません。
他にも部屋の作りや環境によって、響きやすかったりまったく気にならなかったりと、違いは多少あります。
一軒家は別として、普段ご近所の洗濯機の音がどのように聞こえているのかを確認してみるのもいいでしょう。
干すのは9時から15時がよく乾く
一般的に、晴れている日に洗濯物を干す場合、9~15時が最適といわれています。
気温が高い夏は物によっては3時間程で乾きますし、湿気の高い季節は晴れていても夕方は早く取り込んだほうがいい場合もあります。
洗濯を干すのに最適な時間帯や天気に合わせて、その日のうちに乾くように洗濯を間にあわせるとなると、他のスケジュールよりも洗濯を優先しなければならないのも頷けます。
そう考えると『洗濯』を完了させるためには、洗濯機を回すだけでなく『干す・取り込む・畳む』をセットとして考えなければならないといえるでしょう。
洗濯機のコースとは
最近の洗濯機は、ドラム式が(乾燥をのぞく)洗濯のみで約32分と大分早くなっていて、乾燥できるものであれば干す手間も要りません。
しかし、電気代などのコストがかかったり、洗濯物の量によってはシワになったりと、デメリットもないわけではありません。
ここでは、上手く選択すれば、場合によっては時短につながる場合もある『コース』について一般的な5コースを、洗う時間やすすぎなどのそれぞれに何分かかるのかなどを紹介します(名称は各社で違いがあります)。
標準コース・おまかせコース
標準コースは通常で使用するコースで、かかる時間は平均35~50分程度です。
注水~洗いで20~25分、すすぎ(2~3回)で約15分、脱水で5~15分程度という内訳になります。
通常の洗濯物の場合のコースのため、何も選ばずスタートすれば、このコースになります。
スピードコース・お急ぎコース
標準コースと比べて短い時間で済むコースです。
洗いが若干短く、すすぎが1回減るなど早く済むため、急いでいるときや洗濯物の量が少ないとき、汚れが酷くないときなどに便利です。
すすぎの回数が減るため、標準コースと比べると消費電力は少なくなりますが、その分水を多く使うケースが多いです。
ドライコース・手洗いコース・おしゃれ着洗いコース
ドライクリーニング専用の衣類やデリケートな衣類を、専用の洗剤を使用するなどして洗濯機で優しく洗うコースです。
優しく洗うため、水流が弱いことに加え使用する水の量も少なく、すすぎや脱水の時間が短めです。
洗い時間については、衣類を傷めないように洗うため、通常より10分程長くかかります。
通常の洗濯と比べると、一度に洗う量も制限があり、浸け置きに近い洗い方のため、すすぎや脱水で時短できても、全体的な時間はあまり変わらない場合もあります。
弱流のため汚れがひどくて落ちない場合は前処理するなど、洗い方に工夫が必要なケースもあります。
大物洗いコース・毛布コース
毛布や厚手のものなど、大きいもの・かさばるものを洗うコースで、標準コースより時間がかかります。
毛布やカーテンなど大物を洗う際、標準コースの動きと違い、洗濯槽をゆっくり回転させて、生地を偏らせず縮みを防ぎながら、停止する時間も長めにとられていて、時間をかけて汚れを落とします。
大物を通常コースで洗うと、洗濯物を傷めたり、洗濯機が故障する場合があるため、洗濯物にあったコースを選ぶ必要があります。
浸け置きコース
30分~1時間程浸け置きしてから洗うコースは、その分時間がかかります。
洗濯機の機種によっては、夜のうちに浸け置いて、朝には終わるというコースもあります。
下洗いする時間がないときや、浸け置いたあとに洗濯機を回すのを忘れてしまう場合など、便利に使えます。
洗濯1回の時間を減らすには
洗濯を(干すことも含めて)する時間帯や、洗濯の状態によって選べるコースなどを紹介してきました。
たしかにお急ぎコースを選べば洗濯自体は早く終わりますが、洗濯物の質や汚れの度合いに合っているかどうかを考えた場合、ただ単に時短するだけでは解決できない問題が出てきます。
洗濯を干したい時間に合わせ、忙しいなかでの洗濯を効率よく済ませるためのちょっとしたアイデアを紹介します。
洗濯コースの選択で差が出る
早さを優先した場合、スピードコースを選べば確実に時短につながります。
上述したように、標準コースでかかる時間は平均35~50分程度です。
スピードコースは機種によって違いがありますが、洗い時間が通常コースより若干短く、すすぎの回数も減るため、汚れが酷くないものを選び、枚数も控えめにしましょう。
カスタマイズ機能を上手く使う
通常コースで洗濯する際、水量や洗濯時間、すすぎの回数や脱水時間などを変更できる場合、洗う洗濯物の質によってカスタマイズするのも手です。
例えば、シワになりやすいものであれば脱水をソフトにして短くしたり、枚数の少ない衣類の際に水量を多めに設定してすすぎを1回減らしたりすると時短になります。
逆に、気になる汚れがある場合は、洗濯時間を長めに設定して、通常コースよりもしっかり洗うことも可能です。
設定をその都度、状況に合わせてカスタマイズできる機能を上手に利用しましょう。
脱水時に乾いたバスタオルなどを入れる
洗濯を始める時間がいつもより少し遅くなってしまい「今から干したらギリギリ乾かないのでは?」という場合は、脱水後に乾いたバスタオルを入れて、再度脱水してみましょう。
バスタオルが水分をより吸ってくれるため、洗濯物が全体的に早く乾きます。バスタオルは濡れますが、表面程度のため乾くまでそれ程かかりません。
洗濯の時間が短縮できるわけではありませんが、洗濯物に取られる全体的な時間から見ると結果的に時短になります。
下準備をしておく
例えば前の日の夜から浸け置きできる場合、浸け置きコースを選ばなくても朝に通常通りの洗濯を行えます。
洗濯機の浸け置きモードは決められた時間の浸け置きが済まないと、洗濯を始めませんし、浸け置きの間は洗濯機が使えません。
気になる汚れ以外はそれ程汚れていないという場合、汚れたところだけ先に手洗いして落とし、あとは浸け置きしなくてもスピードコースで十分という風に、臨機応変な使い方をするのも時短につながります。
洗濯前に気になる汚れにシュッとひと吹きするタイプの『スプレー洗剤』や、洗剤の代わりに使うと泡立たないためすすぎが楽になる『セスキ炭酸ソーダ』など、使う洗剤を工夫して選ぶのも、浸け置きやすすぎの時間を短縮できておすすめです。
お湯を使う
お湯は汚れが落ちやすいため、浸け置きやスピードコースの際にお湯を使うのも効果的です。
浸け置きに使う時間を短めにできたり、洗いにお風呂の残り湯を温かいうちに使用したりすると、スピードコースでも汚れを効果的に落とせます。
ただし、お湯で洗うと縮む素材や、定着してしまう血液などの汚れに対して注意が必要です。
そして、お風呂の残り湯は皮脂などで汚れています。洗いに使用するのはいいとしても、すすぎに使う場合は生乾き臭の原因になるため避けましょう。
時短の洗濯では臭いが気になる場合
思ったように洗濯ができないときの臭い対策に『部屋干しバイオくん』を使用すると、高い消臭・抗菌効果を発揮します。
『急いで洗濯しないと、ご近所に迷惑をかけてしまう…』など、どうしても時間が取れないために、しっかり洗いたい洗濯物を洗えない場合などは、汚れはもちろんですが臭いも気になります。
菌の繁殖を防ぐ消臭剤『部屋干しバイオくん』は、除菌効果が高く抗菌時間が長いため、生乾き臭の他にも臭い全般に効果があります。
『部屋干しバイオくん』の使い方や効果について詳しく解説しています。
まとめ
洗濯ができる時間帯や、できるだけ時間をかけない方法、でもしっかりと汚れを落とせるためにできることについて、紹介しました。
洗濯物を干す時間帯を考えると洗うことに好きなだけ時間をかけられない場合や、まわりに迷惑をかける時間帯には洗濯したくないなど、洗濯についてはそれぞれ悩みがあります。
この記事が、そのような選択の悩みの解決につながるヒントになれば嬉しいです。